百歳検定

 

  ✤癌と認知症

(24)日本で患者数が1番の多い癌はどれ? (30)放射線治療が第1選択肢となる癌はどれ?
(25)健康な人でも毎日癌細胞が発生している。その数は? (31)癌の第4の療法として注目されているのはどれ?
(26)癌の発症要因でWHOで確実とみなされたのは? (32)65才以上で認知症になる確率は?
(27)女性の大腸癌リスクを下げる食品とは? (33)認知症は治るのか?
(28)癌検診で、1番受診率が高いのはどれ? (34)日本で認可されている認知症治療薬は何種類?
(29)腫瘍マーカーを見つける為の検査は? (35)認知症の予防効果があるとされているのはどれ?

  (24)日本で患者数が1番多い癌はどれ?

          @男性・肺癌、女性・大腸癌          A男性・前立腺癌、女性・乳癌          B男性・大腸癌、女性・胃癌          回答欄  

  前立腺癌18.2万人、乳癌15.4万人(2005年)。3年ごとに行われる厚労省の調査によると、男性は前立腺癌、女性は乳癌の患者数が1番多くなっています。

  一般に、癌の発症率は加齢とともに上昇していきます。前立腺癌の発症率は50才を過ぎる頃から急上昇します。乳癌の発症率は、50才前後にピークを迎え、

  閉経後に低下していきます。前立腺癌と乳癌に共通する特徴は、いずれもホルモン依存性が高い癌であるということ。前立腺癌では男性ホルモン、乳癌では

  女性ホルモンが危険因子です。加齢によるホルモンバランスの変化や、長期間にわたるホルモンの刺激が、癌細胞の増殖を促進することになるのです。

  また、この2つの癌はとりわけ欧米人に多く、ライフスタイルの欧米化が進む日本でも増加傾向にあります。前立腺癌の増加は高齢化と、乳癌の増加は

  高カロリー・高脂肪の食生活と相関関係をなしています。患者数に比して死亡者数{前立線癌9719人、乳癌11,323人(2007年)}が少ないのは、この2つの癌は

  早期発見・早期治療のケースが多いからです。検診を受けて、もしもの時は早めの治療にのぞみましょう。

  ❈前立腺癌はPSA検査、乳癌ならマンモグラフィー検査が、早期発見に威力を発揮。

   

 

 

 

 

  (25)康な人でも、毎日、体内で癌細胞が発生している。その数はどのくらい?

     @10〜100個               A1000〜1500個               B3000〜5000個               回答欄  

  癌細胞は、細胞分裂の際の遺伝子の複製ミスから発生します。但し癌細胞が発生しても、すぐに「癌」になるわけではありません。人の体は、複製ミスをおかした

  癌細胞を修復する酵素や、癌細胞を異物として排除する免疫システムを備えていて、この防御システムをすり抜けた癌細胞が「癌」となって現れるのです。

  免疫機能が低下する高齢者に、癌が多いのはこの為です。細菌やウイルスと免疫機能との関係で数々の発見をした科学者によると、人の体での癌細胞の発生数は

  1日3000〜5000個の癌細胞が発生していて、多いようだが、人の体は約60兆個もの細胞で構成されている為、確率は0.000000005〜0.0000000083%

    ということになります。そう考えると、この程度の複製ミスはあっても不思議ではありません。癌細胞の発生そのものよりも、癌細胞を「癌」にまで進行させてしまう

  免疫機能低下などの危険因子が、本当の癌の原因といえるかもしれません。

  ❈加齢やストレスは、癌細胞を攻撃する白血球の免疫機能を低下させ、癌の発症を促進します。

   

 

 

 

 

  (26)の発症要因のうち、WHOを中心とした国際員会で、「確実」とみなされたのは?

     @高塩分食品               A加工肉               B喫煙               回答欄    

  癌は、細胞の遺伝子異常から起こる病気。その異常を生じさせる原因を危険因子といいます。WHO(世界保健機構)やIARC(国際癌研究機構)を中心とする

  国際委員会は、これまでに発表された癌のリスク要因に関する科学論文から、癌の危険因子を抽出してリスク評価を行い、危険因子を「確実」「可能性大」

  「可能性あり」「証拠不十分」の4段階に分類しました。癌の種類によって危険因子は異なるが、共通点も少なくありません。ハーバートの研究で、癌の種類を

  問わず、原因の約7割は(68%)を占めるのは、喫煙(30%)、食事(30%)、運動不足(5%)、飲酒(3%)の4つの危険因子であると報告している。

  国際員会では、「喫煙」のリスク評価を「確実」としています。喫煙は肺癌のリスクを引き上げるばかりか、口腔、咽頭・喉頭、食道、胃など、様々な癌のリスクを

  押し上げています。受動喫煙の影響も無視できず、喫煙者は、益々肩身が狭い世の中ですね。選択肢@の高塩分食品の胃癌に対するリスク評価は、「可能性大」。

  選択肢Aの加工肉は、大腸癌を中心に「可能性大」。加工肉に含まれるニトロソ化合物は発癌性物質とされています。

  ❈喫煙、飲酒、運動不足の、発癌リスクは「確実」。癌予防の第1歩は禁煙、節酒、運動、そして食事バランスです。