百歳検定

 

 (19)短すぎる診療時間(3分診療問題)の対策として、2008年に導入されたのは?

     @5分間ルール            A10分間ルール            B15分間ルール            回答欄  

  「3時間待ちの3分間診療」大学病院などの診療を皮肉って使われた表現です。何時間も待たされることや、診療時間の短さに不満をもつのはもっともですが、

  中には、診療に時間がかかる病気もあるので、問題は複雑です。診療報酬を決めている中医協(中央社会保険医療協議会)は08年度以降、外来の診療時間が

  5分未満の場合は、外来管理加算(520円、患者負担はこのうち3割)の請求を認めないという、いわば短時間診療に対するぺナルティを設定しました。

  病院に最初にかかった時に支払うのが初診料、2回目以降(再診)が再診料です。再診の患者さんには、再診料の他に、治療に関する説明や計画的な医学管理を

  行ったことに対する費用が請求できることになっていて、これが外来管理加算です。この5分間ルールの導入によって、5分以上の診療を行う病院は外来管理費を

  請求できるから、増収になるはず。その結果、短時間診療が減り、病院側にも患者側にもメリットが生まれるはずだ、と国は考えているのです。しかし、患者にとって

  一番重要なのは、診療時間の長短より質。例え時間が短くても満足度の高い診療を受ける為には、患者さんの努力も必要です。医師の質問に的確に答えられる

  要、体調や症状のメモを持参するのも一法です。

  ❈「いつから」「どのような」症状があるのかメモをして持参、次はいつ来ればいいのかを聞くことも大事。

   

                      

                                 

 

  (20)急車で搬送されるとき、タライ回しに合わない為に最も有効なのは?

     @知り合いの医師の名前を伝える     Aかかりつけの病院の診察券を示す     B大病院を希望する     回答欄  

  救急搬送時のタライ回しという表現には、受け入れ可能なのに拒否というイメージがあるが、実際には受け入れ不可能な状態だというのが実情です。

  一刻を争う緊急事態なのに受け入れてもらえない・・・どうしたらいいのでしょうか。救急搬送を受け入れている病院に通院していたり、入院していた経験があるなら、

  まず救急隊員に伝えましょう。診察券があればより確実です。受診経験がある病院なら、対応がぐんとスムーズになります。救急隊員も、まずはその病院から

  受け入れ要請をします。病院からすれば、診察券を持っている患者さんはいわばお得意様。受け入れてくれる確率も高くなります。

  とりわけ心臓に持病のある方は、救命体制が整っている病院にかかっておくといいでしょう。また、特に病気でなくても、かかりつけの病院が救急搬送を受け入れて

  いるかどうか調べておくことも必要です。身近な救急病院で診察券を作っておくのも手です。いざという時にタライ回しにあわない為に、いつも診察券を携帯しておくこと!

  救急車で搬送されるような緊急事態では、わずかなタイミングのずれが命取りになりかねません。持病がある人は「お薬手帳」も忘れずに携帯しましょう。

  ❈救急指定病院の診察券は、命を救う切り札!「お薬手帳」も携帯すれば完璧。

   

 

 

 

 

  (21)分のカルテを見ることはできるの?

     @できる            A担当医の判断による             Bできない             回答欄   

    自分のカルテを見たことがありますか?厚労省の調査によると、病院を利用する患者さんのうち、カルテの開示を求めた人は全体の1割程度というのが現状です。

  カルテは医師や病院の私有物だから見ることはできない、と考えている患者さんも多いかもしれません。しかし、2005年に施工された個人情報保護法と、

  厚労省の指針によれば「患者等が患者の診療記録の開示を求めた場合には、原則としてこれに応じなければならない」ことになっています。

  カルテだけでなく、手術記録、看護記録、X線写真、処方箋など、医療機関が保管するすべての診療記録が開示の対象となっています。ただし、現行の個人情報保護法で

  開示義務があるのは、5000人分以上のカルテがある医療機関だけ。厚労省は、それ以外の医療機関にも、開示請求があれば応じるよう求めています。

  開示の手続きは各医療機関が定めているが、通常は用意してある書面(開示請求書)に記入し、該当の窓口で申し込みます。本人確認のための証明書と

  コピー代が必要ですが、開示を求める理由は必要ありません。カルテは医者のものではなく患者さんのもの。自分の診療記録を把握することで、病状や治療を

  巡る不安や疑問が解消されることもあります。

  ❈カルテの開示に消極的な病院もあるが、自分のカルテを見るのは患者さんの権利です。