百歳検定

  

  (9)動脈硬化が始まる年代は?

     @10代               A30代               B50代               回答欄  

  人間は血管とともに老いると昔から言われてきました。血管の内壁が厚くなり弾力がなくなる動脈硬化は、典型的な老化のサイン。血栓ができやすくなる為、

  心筋梗塞や脳卒中を引き起こす最大の危険因子とされています。たしかに、動脈硬化は中高年になると増えてきます。但し、早い人では、10代から動脈硬化が

  現れることもあるのです。ある大学の研究で、人の脳を病理解剖して、動脈の22か所について、正常な血管に比べてどれだけ狭くなっているかをチェックしました。

  年代別にみると、10代で8%、20代で11%の脳動脈に硬化が現れていました。30代は25%、40代は53%、50代は73%・・・と徐々に数値が上昇。動脈硬化は、

  中高年になって突然起こるものではなく、若いうちから始まって、知らず知らずのうちに進行することが明らかになりました。動脈硬化は、予防は勿論、進行させない

  ことが重要です。カロリーを摂り過ぎない、意識的に体を動かす、タバコを吸わない・・・。特に喫煙は、動脈硬化から心筋梗塞に至る危険性を高めるので要注意!

  ❈動脈硬化は、いつでも、誰にでも起こりうる。禁煙、食生活の改善、適度な運動が進行を防ぐ。

   

 

 

 

 

  (10)界の失明原因で最も多いのは白内障。では日本の場合はどれ?

     @糖尿病網膜症              A緑内障              B黄班変性症            回答欄   

  日本では、視覚障害を程度によって区分しており、そのうち最も重要な障害が失明です。主な原因は、これまで糖尿病が原因で起こる糖尿病網膜症でした。

  ところが、2005年の厚労省の報告によると、視覚障害の原因疾患の第1は緑内障、第2が糖尿病網膜症となっています。緑内障は、情報を脳に伝える視神経に

  障害が起き、視野が欠けてくる病気。40才以上では約20人に1人が発症しています。推定患者数は約400万人にのぼりますが、治療を受けている人は約30万人に

  すぎません。第3の原因疾患、網膜色素変性症は視野が狭くなってくる病気、第4の黄班変性症は、視野の中心が歪んでくる病気です。尚、水晶体が濁ってくる

  白内障については、日本では治療が普及しており、原因疾患としては第6位。但し、糖尿病にかかって人は、白内障の進行が10年早いと言われているので要注意。

  眼病の発症率は加齢とともに上昇するが、肥満や喫煙などの生活習慣の乱れは、失明のリスクを高めます。日本では毎年、1.5万人程の人が視力を失っています。

  眼の病気は痛みを伴わないので進行に気ずかなかったり、ついそのままにして病院に行くのが遅れがち。早期発見、早期治療が大切です。定期的に眼科へ

  行く習慣を身につけましょう。

  ❈緑内障は両目で見ていると気ずきにくい。時々片方の目で新聞等を見て、見え方に変化がないかチェック。

   

 

 

 

 

   

  (11)癌や胃潰瘍を引き起こすピロリ菌。50才以上の日本人の感染率は?

     @10%以下               A30%位              B50%以上               回答欄  

    50才以上の日本人の、50%以上がピロリ菌に感染している・・・と言われてもピンとこないかもしれません。ピロリ菌ってなに?感染するとどうなるの?

  ピロリ菌は1983年発見された、胃に棲みつく細菌です。強酸性の胃の中では、細菌は生息できないと考えられてきました。ところが、ピロリ菌はアンモニアを作り

  胃酸を中和する能力を持っていて、胃の中でも生きられることがわかり、以降、ピロリ菌は様々な胃腸病や、胃癌に関与していることが明らかになってきました。

  ピロリ菌が作るアンモニアは胃の粘膜を傷つけます。ピロリ菌を退治しようと集まってくる免疫細胞が産出する化学物質も、粘膜に炎症を引き起こします。

  胃や12指腸潰瘍にできる潰瘍は、内壁が胃酸によって傷つけられて発症しますが、内壁を守っている粘膜を弱体化させるのが、ピロリ菌なのです。

  年配の人にピロリ菌感染者が多いのは、乳幼児期の衛生環境が関係しているため。40才以下は欧米先進国並みの低い感染率ですが、40才以上は

  感染率がアップ。ピロリ菌除菌治療を行う病院も増えているので、気になる人は1度相談を!

  ❈検査から除菌治療までの費用は4万円前後(保険適用外)。胃癌のリスクを考えれば決して高くないはず。