百歳検定

 (6)歯周病についての説明で正しいのはどれ?

     @50代の罹患率はおよそ20%     A全身の病気に影響を及ぼす     B毎食後の歯磨きで防ぐことができる     回答欄    

  歯周病とは、歯ぐきなどの歯周組織に起こる疾患の総称。歯ぐきに沈着した歯垢(プラーク)に住み着く細菌が原因です。歯ぐきから出血したり、口臭がひどくなったり、

  やがては歯が抜け落ちてしまう怖い病気です。50代の人の約半数が歯周病にかかっています。歯周病は口の中の病気だけでなく、体全体の健康にも深く

  関わっているのです。例えば、歯周病にかかると糖尿病が悪化しやすく、また逆に、糖尿病の人は歯周病にかかりやすいことが知られています。さらに、歯周病菌が

  血中や呼吸器内に入り込むと、心筋梗塞や動脈硬化、肺炎や早産を招く恐れがあります。免疫力が低下する高齢者の場合は、致命的な感染症を引き起こすことも。

  尚、喫煙や、鼻を使わず口で呼吸する口呼吸は歯周病を悪化させます。どちらも、自浄作用のある唾液の働きを阻害するため、歯周病菌の活動が抑制できなくなり、

  歯周病のリスクが高まるのです。体の健康のためにも、定期的に歯科へ行きましょう。歯磨きで落としきれないプラークを除去してもらえるだけでなく、歯周病を

  初期段階で発見できれば、進行を遅らせることもでき、ひいては健康維持や治療費節約につながります。

  ❈歯周病は、健康を損ねる危険な病気。40才を過ぎたら、月に1度は歯科で歯垢除去。

   

 

 

 

 

                                          

  (7)近、健康診断の検査項目から外されたのは?

     @中性脂肪値              A総コレステロール値              B血糖値            回答欄  

  「コレステロールが高くて」…なんてぼやいている方!コレステロールの種類をきちんと理解していますか?コレステロールには、HDL(善玉)とLDL(悪玉)の

  2種類があり、総コレステロール値とは、HDLやLDLなどを合計した血液中のコレステロールの総量。LDLが増え過ぎると、血管の内壁に沈着して動脈硬化を

  促進します。一方、HDLには余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す働きがあります。長い間、総コレステロール値は高脂血症を判断する基準として

  用いられてきました。しかし、HDLが多いために総コレステロール値も高いという人がかなり割合を占めることが判明し、2007年「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」 

  では、高脂血症の診断基準から総コレステロール値が外されました。(高脂血症は、脂質異常症に名称を変更)。男性は30才を過ぎた頃から徐々に、女性は閉経後

  急激に、コレステロール値が上昇する傾向にあります。その後、年々LDL値が上がるようであれば、生活習慣を見直す必要があります。LDL値を基準にした

  脂質異常症の推定患者数は、1000万人以上!肥満を予防し、食べ過ぎず、飲み過ぎず、適度に運動。これが、善玉と悪玉のバランスを保つ鉄則です。

  ❈善玉と悪玉の違いを知って、検査値を正しく理解。コレステロールのバランスを保つには、生活習慣の改善を。

   

 

 

 

 

  (8)労省研究班が”有効性を示す根拠が薄い”と判断した健康診断の検査項目はいくつ?(代表的な検査は24項目)

     @6項目              A12項目                B18項目                回答欄   

  「健康診断の殆どの項目が、“病気の予防や死者の減少という視点では有効性を示す根拠が薄い”」2005年、厚労省研究班が発表した報告に、多くの関係者が

  ショックを受けました。現在実施されている代表的な24の検査項目のうち、”有効性あり”と認められたのはたった6つだけ!血圧の測定、飲酒に関する問診、

  喫煙に関する問診、身長・体重測定、うつ病を調べる問診、糖負荷試験。これだけです。糖負荷試験やうつ病を調べる問診は”健診後の指導や治療体制整備を 

  条件に有効”と評価されたが、虚血性心疾患発見の為の「心電図測定」については、心筋梗塞の予防に役立つという証拠に乏しく、逆に、正常と診断された人の

  ほうが心筋梗塞や突然死に見舞われる率が高い、という指摘もあります。アルコール好きな中高年が最も気にする肝機能検査(GOT,GPT,γ-GTP)についても、

  ”実施の意義を再検討すべき”とされ、胸部X線検査は結核発見には効果があるが、”肺癌発見には有効との証拠なし”、尿検査は”糖尿病発見には不適切、

  腎不全等を防ぐ根拠はない”と結論ずけられています。健康診断で異常がなかったから大丈夫などと“健診神話”を妄信していると、病気に気ずかず手遅れに・・・

  なんてことになるかもしれません。

  ❈健康診断は万能ではありません。検査の内容をしっかり把握して、自分の健康は自分で守る心構えが大切。