百歳検定

 (3)高血圧治療により、40%近く発症率が低くなるのはどれ? 

     @心筋梗塞               A脳卒中                 B 腎不全               回答欄 

  日本の高血圧の患者は約4000万人、人口の3人に1人が高血圧です。脳卒中は高血圧と密接に関係しており、最高血圧が10mmHg上昇しただけで、

  男性では20%、女性では15%も脳卒中の危険度がアップ!しかも、30〜40代の若年層は、高血圧と診断されても多くの人が治療を受けていません。

  脳卒中と高血圧の関係は、以前から指摘されてきました。秋田県で1980年までの20年間で、高血圧治療で、脳卒中の発症率が57%も低下、他にも高血圧治療で

  40才以上の男性で脳卒中の引き金となる脳出血が大きく減った。高血圧は、自覚症状がないため、軽視されがちです。ところが、放置すると動脈硬化を招き、

  最悪の場合は脳卒中を引き起こします。「血圧が高いですね」と言われた人は要注意!薬を飲めば大丈夫、なんて甘く考えていませんか?

  塩分は1日10g以下、適正体重を守る、お酒は程々に、適度な運動と禁煙・・・といった生活習慣の改善を今直ぐ始めましょう。冠動脈が詰まる心筋梗塞も、

  腎臓が萎縮して硬くなる腎硬化症(悪化すると腎不全に)も、高血圧による動脈硬化が主な原因です。高血圧侮れません。

  ❈最高血圧140mmHg、最低血圧90mmHg以上なら黄信号。40才を過ぎたら塩分、飲酒、肥満に注意!

   

 

 

 

 

 

  (4)筋梗塞のリスクが最も高いのは、次のうちどのタイプ?

     @攻撃的な性格の人            Aメタボな人             B総コレステロール値が高い人    回答率 

  心疾患は日本人の死因の第2位。その半数が、心筋梗塞に代表される虚血性心疾患です。かっては、心筋梗塞の発症には個人の性格が関係している、と信じ

  られていました。性格や行動パターンが攻撃的で、責任感の強い人(Aタイプ)は、のんびりした人(Bタイプ)より、発症率が2.37倍も高いという報告がある(米国)。

  ところが、最近の調査では心筋梗塞の発症率はBタイプのほうがAタイプよりも30%高いという全く逆の結果が出ています(日本)。心筋梗塞は、

  心筋に酸素と栄養を運ぶ冠動脈が詰まることによって発症します。冠動脈が詰まる最大の原因は、動脈硬化。その動脈硬化を引き起こす危険因子は、加齢、

  性別(男性に多い)、高血圧、糖尿病、脂質異常症など様々で、該当する危険因子が多いほど危険度もアップ。今話題のメタボリック症候群は、内臓脂肪型肥満に

  加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうち2つ以上を合併した状態。いずれも動脈硬化の危険因子なので要注意です。尚、心筋梗塞の発症リスクは、

  総コレステロールや、悪玉と呼ばれるLDLコレステロールの値が高いだけでは評価できないことが分かっています。

   

 

 

 

 

   

  (5)心梗塞を予防する成分として注目されているのは?

     @カリウム              A食物繊維               BビタミンB群               回答欄  

  ビタミンB群(特にB6、B12、葉酸)を多く摂取する人は、あまり摂取しない人に比べ、心筋梗塞の発症リスクが37〜48%も低くなる・・・という調査結果が発表された。

  とりわけ、ビタミンB6の最多摂取量グループは、最小摂取量グループに比べて「52%もリスク減」という結果が報告されています(2008年)。ビタミンB6が多く含まれる

  代表的な食品は、魚、レバー、豆類など。ビタミンB12は魚に、葉酸は緑茶や野菜に多く含まれています。心筋梗塞とは、冠動脈の閉塞によって血液の流れが

  悪くなり、酸素不足で心筋が壊死してしまった状態。その主な原因である動脈硬化は、進行を遅らせることはできても未然に防ぐことは難しいと考えられてきました。

  ところが、この疫学調査によって、ビタミンB群の摂取が、動脈硬化ひいては心筋梗塞の予防につながる可能性が見えてきました。

  ❈40才を過ぎたら、ビタミンB群を意識的に摂取。レバーや魚、豆類、緑黄色野菜に多く含まれます。