健康長寿力チェックノート

 

  ✲読書、音読が脳を活性化

  読書も音読も大脳の前頭前野を活性化させる。毎朝、新聞を10分、声に出して読むだけの音読は簡単に続けられる身近な脳のトレーニング法

  ✶本には“目からうろこが落ちる”喜びが→若い世代の活字離れが叫ばれています。学校での教科書以外は、本と言えば、コミックと思っている人も多いのではないでしょうか。

  新聞も、大学生の間では殆ど読まれなくなってきています。では中高年も決して熱心ではなくリタイヤすると視力の衰えも加わり気力がなくなって、本をゆっくり読んではいません。

  世界30カ国での調査で、日本人の週当たりの読書時間は4.1時間で、韓国に次いでワースト2位です。トップのインドは10.7時間、2位のタイは9.4時間、米国は5.7時間で22位です。

  人間は本を読むことによって成長するともいえます。言葉を最初に母親から教わり、文字を覚えると、次第に先生は本に移行します。絵本からスタートし、少しずつ複雑な

  内容の本へと進み、やがて広大な海に向かって泳ぎだします。本は海に例えても過言ではない程、無尽蔵にあります。どの本を選ぶかは各人各様ですが、その読書歴は

  人間形成に少なからず影響を与えているようです。本を読んで得られる最大の喜びは“目から鱗が落ちる”ことで、爽快な気分は、他に類のない貴重な醍醐味です。

  ✶朝の音読は、脳に最適なトレーニング→読書も運動も脳を活性化します。本や新聞などを読むと、知識、感情、意思など人間らしい機能を担当している前頭前野が活性化

  され、それはTVやパソコンを上回るようです。これを声を出して読む、つまり音読をすると、大脳全体がより活性化するらしいです。幼児は絵本を声を出して読み、小学校では

  教科書の音読が授業として行われるが、社会人になると音読するということは無くなります。そこで、毎朝10分間、朝刊を声を出して読めば、脳に有効のようです。

  朝食後の音読は、栄養補給した朝の脳は、もっとも活発に機能するからです。音読と似たものに朗読もあるが、詩の朗読会のように、健康維持を兼ねて行われているようです。

  ✶睡眠導入剤としての読書→中高年になると、寝つきが悪くなるので、睡眠導入のサポーターとして、読書が有効かもしれません。各人の好みは千差万別ですが、自分の

  睡眠に適した本を探すのも楽しいことです。人生の幅を広げ、潤いをもたらしてくれることにもつながります。

  中高年は自分の読みたい本に徹すればよいのですが、時には話題の本に目を投じるのも、世の中の動き

  に遅れません。脳化学の研究で、高年齢になっても脳は鍛えれば鍛えるほど元気が出るといわれています。

  

   

 

                                                                             

  ✲おしゃれ心を持ち続ける

  おしゃれ心が老いの進行を遅らせる。服装にもちょっと気を使い、脳のときめきを感じる緊張感を持つことで、間違いなく脳は活性化し、若返る。

  ✶心地よい緊張感と胸のときめき→小さい頃、お祭りや演奏会、或いは七五三、結婚式等、いわゆるハレの日に着飾った時は、緊張感の中にも誇らしげな気分になりました。

  この心地よい緊張感は、大人になっても変わりません。いい年になった男性でも、結婚式に招かれて礼服を着るとそわそわしています。社交的でお出かけ好きの女性でも、

  祝い事で出かける場合は似たようなものです。洋服や靴を新調し、お化粧は特に念入りになり、着物での出席となるとそれこそ大変です。周囲の視線が自分に集中するのを感じ

  とても緊張するそうですが、決して不愉快ではない様子です。こうした緊張感いっぱいのおしゃれを毎日続けているのが、女優さんではないでしょうか。彼女たちのオーラの

  根源は、先天的な要素に加えて、“見つめられている”という外からのエネルギーだと思います。いつも誰かに見られているということが習慣になり、家にいる時も、無意識のうちに

  髪の手入れや服装に気を配る。視線を浴びるのも健康的に悪くないなと思うのは、「どの角度から見られてもいい良いように、いつも姿勢を正し、不機嫌そうな顔を見せず、

  足を引きずるように歩かない」のだそうです。我々一般人は日常生活で、こんな芸当はできずすぐ疲れてしまいます。自分の背中の丸みに気がつき、鏡の中の自分を見て、

  老いの足取りを感じます。外見の老いは、生物としての宿命です。その外側の老いの進行を内側から防ぐのは、正確には遅らせるのは「おしゃれ心」ではないでしょうか。

  と言って、それは決してオーバーなものではありません。服装にもちょっと注意し、胸のときめきを感じる緊張感を持つことです。

  ✶異性を意識すると脳は活性化→手っ取り早いのは、異性を意識することです。男性なら女性も加わる会合に積極的に参加してはどうか、スポーツや趣味の会でも同じです。

  会合では、異性が加わると、理屈抜きに楽しいものです。素敵な異性がいると場は華やぎ、浮き浮きした気分になり会話も弾みます。脳は、外的な刺激で活性化します。

  異性に関心や行為を持つと、大脳辺縁系という部位から、ドーパミン、オキシトシン、エストロゲンなど複数のホルモンが分泌され、脳に快感や幸福感を与えます。

  自律神経も影響を受けて、ときめいた気分にもなります。これらは”恋愛ホルモン”と呼ばれ、恋に発展すると分泌は一層活発になります。異性の加わる会合に出席すると

  大抵の男性は身なりを気にし、床屋に行ったりもします。それだけでも若やいだ気分になり、「若いわね」とか言われようものなら、脳内ホルモンは本当に若返ります。

    ✶おしゃれと身だしなみの違い→おしゃれは自分で評価するもの、身だしなみは他人が評価するものだそうです。本物のおしゃれとは、自分が秘かに満足すること、何か

  一つ、特別なアクセサリを身につけているだけでもいいそうです。従って他人から「おしゃれねえ」なんて言われても、得意になってはいけない、とか。一方の身だしなみは、

  人前で恥をかかないこと、だそうです。おしゃれには服装や装飾品だけでなく”心のおしゃれ”や”会話のおしゃれ”もあります。中高年にはこちらが魅力ではないでしょうか。

  言葉を換えれば、今、流行の品格です。品の良さです。上品ではなくてもかまわないが、下品はいただけません。心が貧しいと、顔に品の悪さが浮き出てきます。しゃれた

  会話をするには、新聞や本にも目を通しておく必要があります。知ったかぶりは禁物です。同世代には、知識や教養を備えた手合いが一杯ですのでたちまち底が割れます。

  ✶超一流店で心と会話のおしゃれを→おしゃれの心を鍛える道場として、高級店がお勧めです。その土地で一番の店は、値段は少し高くても雰囲気、サービス、客層

  すべてが一番です。礼儀作法より店側や時にはお客との会話が最も難しいのでは。そうした経験を踏むことで、おしゃれ心を磨き、年を重ねても進化することができます。

  一流の店は最上の教師にもなります。一流店での体験は、人生に様々な応用ができます。大衆店を否定するのではなく、時にはちょっと背伸びをして、おしゃれ心を磨いては、、

  という提案です。笑いは例え「作り笑い」でも、免疫力を高める効果があるそうです。また、一流ホテルのロビーに出かけることも、誰でも入れますしタダです。ロビーにいる

  お客のレベルは高く、オーラを発している人も必ずいます。そんな空間で緊張感を持って目の保養をし、最新のファッションに感嘆しながら、おしゃれ心を洗練させるのです。

  間違いなく、脳は活性化し、若返ります。違和感なくロビーの雰囲気に溶け込めるようになるのも、修行の一つです。