健康長寿力チェックノート

 

  ✲「感動」を分かち合える仲間を作る

  日々の感動が脳を活性化する。夫婦は感動を共有できる重要な仲間、絆を深めることから始めよう。そして、心を許しあえる友と、複数の趣味を持つことがより効果的。

  ✶まず夫婦の絆を強くすることから→脳の老化を防ぎ、若さを保ち続けるには、日々感動することが大切、といわれます。感動の心を持つには好きな趣味の世界に踏み入る

  のが手取早い方法ですが、気心の分かった仲間と一緒だと探究心は倍増し、より優れた効果をもたらします。といって、いきなり趣味のグループに飛び込むには躊躇する

  方も多いでしょう。そこでウオーミングアップとして、足元に目を転じ、夫婦は生を終えるまでに2人3脚で人生を歩むので、伴侶は感動を分かち合う最も重要な仲間です。

  特に、セカンドライフでは、お互いに大事な健康を得るためにも、生きがいを作るためにも、2人の協力は不可欠です。その為には、夫婦共通の趣味を持ったり、共に

  カルチャーセンターなどで学んだり、ボランティア活動を行ったりと、具体的な2人3脚を実施することが有効になります。最近、中高年の夫婦揃って国内外旅行を良く目にします。

  一方、いくら仲の良い夫婦でも、四六時中一緒ではマンネリと無縁ではなくなるかもしれません。お互いに独自の趣味を持ち、更には具体的な活動を行うことも大切です。

  共に怒りを押し殺す夫婦は、両方とも、或いはどちらか片方が怒りを表す場合と比較して、死亡率が二倍になるそうです。もやもや状態をため込むと、徐々に発酵して

  爆発することにつながります。こうした夫婦間の微妙な兼ね合いは、「Together」と「Each」の関係といわれます。いつも一緒にいる、時々は単独行動をする、といった違いです。

  二つのバランスをどうとるかは、それこそ微妙なもので、どちらかに傾き過ぎないようにすべきです。夫婦が暮らす場合、極めて重要なことが2つあり、一つは、コミュニケーションです。

  親しき仲にも礼儀あり、挨拶が大切です。かっての日本男性は寡黙が尊ばれ、冗舌は卑下されていました。「飯」「風呂」「寝る」の三つの言葉を使えば用が済むといわれました。

  しかし、時代は大きく変わり、まず「おはよう」と朝の挨拶を交わすことから始め、夜は「おやすみ」で締めくくります。感謝の「ありがとう」も忘れてはなりません。

  二つ目のポイントは、お互いが、がんじがらめに縛りあうのではなく、程良い自由を認めあうことです。とはいえ、全くのフリーではなく、節度と品格を要します。

  程良い制約が夫婦間の絆をかえって強めるのではないでしょうか。この程良い自由が、Eachの意味です。

  ✶良きグループに入り、良き友を持とう→趣味の世界は無数にあります。1例として、人気を集めているバードウオッチング。単独観察、夫婦での観察の他に、野鳥観察クラブや

  全国に支部を持つ日本野鳥の会に入るなどの方法があります。バードウオッチングは河川、湖沼、湿原、あるいは森林などの鳥が多い種々の環境に出向いて行われ、

  ハイキングや森林浴を兼ねることが少なくありません。季節によって集まる鳥が異なるので、季節感も味わえ、探鳥を趣味にすると、1年を通して楽しめます。

  趣味に上下はありませんが、探鳥のような比較的身体活動の要素が大きいものと、読書のようなより精神活動の要素が大きいものと、2つに分かれます。

  そして2つのグループから1つずつというように、複数の趣味を持っていると、脳への刺激はより強まります。このような会に入ると、そこには読書など他のジャンルにも

  関心を示す同好の士が少なからず存在します。その人を通じて、別の世界を知ることも可能です。また、インターネットなどで、積極的に世界を広げることが、、感動を分かち

  合う仲間を作ることにつながります。”阿吽あうんの呼吸”や”以心伝心”というのは、大脳辺縁系が周りの人の大脳辺縁系と共鳴して響き合い、感情のキャッチボールを

  行っていることから生じるものと思われます。これは、自分の感情が相手に影響し、自分も他人の感情から影響を受けるということです。グループに入ると、一緒にいても

  何時も気持ちのいい人、機嫌のいい人が分かるようになり、楽しく過ごすには、仲間を選ぶことが大切になります。会やグループに所属した際、幹事や世話役やリーダーを

  努めると、得るものがより大きくなります。このような世話役を務めると、旅の思い出がより強くなるばかりではなく、頭の体操になります。

  ✶独りで感動するトレーニングを→通常、結婚生活の最後は、どちらか1人での生活になります。残されるのは圧倒的に女性が多いのですが、逆の場合も決して少なく

  ありません。即ち「Only]になります。この場合、特に妻に先立たれた男性のほうが、逆の場合の女性よりもQOL(生活の質)が低下し、各疾病の罹患率が高くなる傾向があります。

  男性は女性よりも孤独に弱く、打たれ弱いといえます。さらに、興味深いのは、生涯独身の人は、死別、離婚、別居で独身になった人よりも寿命が短いことです。

  この傾向も男性により顕著に見られます。結婚生活の中でも、将来に備えて独りになる生活の予行練習を行っておいたほうがよいかもしれません。旅行を夫婦どちらかが

  Eachで行えば、その間は、必然的に訓練機関になります。連れ合いが亡くなり、独り生活を余儀なくされるまでに、趣味を探し当て、心を許し合う仲間を見つけ、感動する心を

  養っておけば、つらく孤独な老後を送らなくて済むに違いありません。

  

  ✲体脂肪が多過ぎると?

  肥満度は体重だけでは判断できない。健康の為には適正な体重と体脂肪率を維持することが大事。加齢とともに基礎代謝量が落ち体脂肪が溜まり易くなるので要注意を。

  ✶つきやすく、落ちるのも早い内臓脂肪→国の“メタボ健診”が2008年にスタートし、ウエストサイズに一喜一憂する人が増えてきました。自分の健康に関心を持つのは結構な

  ことですが、腹囲が大きく、体重が重いのが肥満と信じている人が多いようですが、実際は、必ずしもそうではありません。力士や柔道家は厳しい稽古で体脂肪が少ないので

  肥満とは言えません。一方、体重は少なくても立派な肥満と判断されることがあります。「隠れ肥満」と言って、内臓に脂肪が必要以上に多く付着しているケースです。

  見た目はちょっとお腹が盛り上がっている程度で、本人も気がつかないで暮らしています。体脂肪とは体の中にある脂肪のことで皮下脂肪、内臓脂肪、血中脂肪の3つです。

  皮下脂肪は女性の代名詞のようなもので、お尻や太ももに多く蓄えられます。これは妊娠、出産に備えた天の配慮と言われるが、女性が一般に薄着で寒さに強いのは

  皮下脂肪にガードされているからです。内臓脂肪は、おへその辺りの腹筋と小腸・大腸、肝臓などの内蔵との間、正確には腸管膜という部分に蓄積しやすい脂肪のことです。

  中年以降の男性に多く付着し、ビール腹と言われていました。必要以上に増えると生活習慣病の引き金になるとして警戒されているが、つきやすい半面、食生活や運動で

  落ちやすい脂肪とも言われます。食事で気をつけることは、食事を抜くと次に食べる量が増え、体に脂肪が溜まり易くなるので、1日3食を厳守し、脂肪の摂り過ぎに注意

  しましょう。また、筋肉を落とさない為にも良質の蛋白質の摂取を心がけましょう。運動は激しい運動ではなく、緩やかなウオーキングやジョギングなどの有酸素運動を毎日

  20分以上続けると効果的です。血液検査でコレステロールや中性脂肪などのチェックを受けているが、血液中の血中脂肪は脂肪分の濃度が高ければ、血液も太っていると

  いうことになり、脂質異常症、糖尿病、高血圧、動脈硬化症などの判定材料になります。

  ✶一般的には体重と身長から肥満度を算出→体脂肪と言うと近頃は白い目で見られがちですが、脂肪は必要不可欠の栄養素です。人間が活動するエネルギーの源であり、

  細胞やホルモンを作り、保温や衝撃に対するクッション役も果たしています。不慮の遭難などで食事を断たれると、体内に蓄えられている脂肪が溶け出し、生命を守ります。

  体脂肪には中性脂肪、脂肪酸、コレステロール、リン脂質の4種があり、うち中性脂肪が90%を占めています。体脂肪=中性脂肪と解釈してもいいでしょう。

  体重に占める脂肪分の割合が体脂肪率ですが、統一された基準値がなく見解は研究機関によって違います。一般的には、男性で15〜20%が標準で25%以上が肥満、

  女性だと20〜25%が標準で30%以上が肥満と言うのが、一応の目安となっている。しかし、体脂肪を正確に判断するのは困難なため、BMIが健康診断では使われています。

  こうした身長と体重をベースにした計算は、あくまで見掛けの数字であって、体内の脂肪量の正確な測定にはなりません。要警戒の内臓脂肪が体内のどこにどれだけ

  付いているかを判断するのは各種の測定法でも不可能で、正しく測定するにはX線によるCT検査しかありません。内臓脂肪の総量が 100cm以上が肥満と判定されます。

  隠れ肥満とは、CTによって初めて判断される内臓脂肪の多い肥満症のことで、「バナナ型肥満」ともいわれます。見かけはほっそりしているが、1番危険な肥満です。

  他に、腰部や太ももに脂肪が多い皮下脂肪型の肥満は「洋ナシ型肥満」、腹部に脂肪が多い肥満は「リンゴ型肥満」と呼ばれる。以前はリンゴ型が悪い肥満と言われた。

  隠れ肥満は、ダイエットを繰り返し行ってきた女性に多く見られ、運動をしないで食事だけを減らしているとい、体重と一緒に筋力も落ちていきます。ダイエットを止めて

  体重が戻ると、一旦落ちた筋肉は戻らず、脂肪だけが増えてきます。これを繰り返していると、脂肪は腹部に集中します。CT検査は高額なので日本で開発された体脂肪計が

  人気ですが、注意を要するのは、運動の後や入浴後は汗をかくので、体内の水分が減っていて、体脂肪率は高く表示されます。また飲食後、水分を摂っているので、逆に、

  低くなります。従って、記録を健康指針にするなら、毎日同じ時間に測るべきです。就寝前が1番適しているといわれています。現段階では内臓脂肪量や付着部位は

  確認できません。