✤自然のリズムとともに生きる

日本の自然と風土に合わせ養生と治療 健康的な歌と踊りのある暮らし
自律神経は自然とともに生きている 自然の摂理に基ずく医療と養生こそ必要

  日本の自然と風土に合わせた養生と治療

  寒冷地に適応した民族と温暖地に適応した民族とでは食べ物も生き方も変わってきます。そうでなければ健康は維持できません。

  動物性の脂肪やたんぱく質を使った食べ物は、寒冷地に適応した白人が寒さの中で生き延びるために必要ですが、温暖な

  土地で暮らしている日本人が大量にとると、肥満などの原因になります。寒さに耐えるとき脂肪がすごい力を発揮するからです。

  それを日本人が真似したら大変です。日本人は温暖な土地の民族ですから、食物繊維の豊富な食べ物を食べて、穏やかに生きるべきです

   たまには動物性の脂肪やタンパク質も必要です。昭和20年代の子供は栄養低下でひび割れや霜焼けができ手がカサカサになっていました。

  米国と豪州では肥満が1番の問題です。寒冷地で適応した民族が、温かい地域の自然・気候の変化で寒さで交感神経を刺激して代謝を上げていたのが

  、温かいので代謝が低くなり、肥満になっているのです。ヨーロッパではあそこまで肥満の人は歩いていません。寒さに耐えるために必要なエネルギーを

  代謝でまかなっているからです。外気温に耐えるだけで自然にエネルギーを使っています

  本来なら食事制限や運動で肥満を解消すればいいのですが、消炎鎮痛剤のアスピリンや小児用バファリンを使っています。これらは交感神経を刺激して代謝を

  高めるからです。脈を速くして、血圧をあげ、代謝を高めてエネルギーを消費させようとしているのです。

  アスピリン療法は生体内の反応を無視した肥満対策で、脳卒中の危険が高まっています。この真似は愚かで危険です。

  米国人の根の深い肥満原因とちがって、日本人の糖尿病患者の肥満はストレスを解消するために食べ過ぎているのが原因です。それも小太り程度です。

  にもかかわらず、米国人の糖尿病の治療の真似をして、食事制限と運動を勧めてていますが、ほとんどが働きすぎが原因なので、治療が間違っています。

  働きすぎの人に食事制限して、運動させたら、無理の上に無理を重ねているのも同然で,病気は治らないのです。

  腹がすくとイライラして怒りっぽくなるが、ストレスの上乗せになって、ますます血糖値が上がります。運動と食事制限でなく働き過ぎを変えるしかありません。

  紫外線の弊害も太陽の光の弱いところで適応した白人向けの警告と考えたほうがいいでしょう。

  ヨーロッパでは裸になって太陽を浴びていたのが、ニュージランドや豪州では太陽を浴びるだけで赤く焼け、しみとなり、ついには皮膚がんになるので、紫外線を避けているのです。

  日本人はメラニン色素でコントロールされ紫外線に神経質になる必要はありません。赤銅色に焼けた漁師が健康を害しているという話は聞きません。

  黒人は日に当たらないと活力がなくなります。このようにその土地で適応しているのですから、無闇にアメリカ人など白人の真似をしたら、日本人の健康は保てません。

  抗がん剤をはじめとする西洋薬も同様です。抗がん剤で効く人は2〜3割です。そういう人たちは、あまり動かなくて肥満で低体温でリンパ球が多いのです。抗がん剤でリンパ球が減り

  正常に戻り、シャキッとしてきて生き延びているのです。色白でふくよかな女性がこの例に入ります。西洋薬は漢方薬に比べ過激で効き目も強力です。

  寒さに耐えられるような体力がある白人に比べ日本人は身体を傷めつければすぐ萎えるような水準ですから西洋薬は慎重に使わねばいけません。

  こういう気象条件まで察知して身体を調節しているのが自律神経です。つまり身体全体を統合する鍵は自律神経なのです。東洋医学も無視できません。

  中国が発祥だが日本では日本風にアレンジされている。漢の時代の薬は強力で、日本人は穏やかで、自然も厳しくないので激しい生き方をしなくても生命を維持でき、

  あまり強い薬はストレスとなるのです。ですから和漢薬はドクダミ、鳩麦、ゲンノショウコなど刺激が弱いのです。特に針は中国のそれは太くて長く、刺すと痛いが、

  日本は細くて短く痛みもありません。本来医療は、患者がどういう生き方をし、どういう体調かをみて処方を変えるべきなのです。まして生活習慣病はその地域で発達してきた

  生きる知恵や歴史を無視したら治る病気も治りません。日本の現代医学は、和漢薬を全部切り捨て、そのかわり導入したのがリンパ球の多い白人向きに発達してきた西洋医学です。

   しかし、日本人は顆粒球が多い民族ですから、医師はお手上げなのです。

  現在、世界の医学の頂点に立っているアメリカでは癌、糖尿病、透析患者が頭打ちになっています。癌は減少気味で過激な治療は拒否されてきています。

   抗がん剤の長期使用は避けられています。

  東洋医学では「冷えは万病の元」という思想があるが西洋医学では冷やすと炎症が止まるので、冷える薬ばかりです、虚と実から見ると冷えは虚に入り温めるのが良策とされるが、

  西洋医学の自律神経の世界に持ってくると、無理しても、楽しても低体温になる仕組みが明らかになります。そうすると患者への助言が180度違うのです。

  楽しすぎて人には運動を勧めるのはいいが、無理して低体温になっている人に運動を勧めても、むしろストレスとなりいい結果は得られません。

  やはり、無理している人には休養を取り少しずつ運動を始めねば身体が破綻します。

  東洋医学と西洋医学の優れた点を取り入れた医療が望ましいのです。東洋医学の虚と実という考え方はともすれば感性の世界ですので、

  西洋医学の医学的証拠からみたデータが取りにくいのです。東洋医学を代替え医療といってのけ者にしてはいけません。効き目があるのは確かです。

   律神経は自然とともに生きている。

  人間は多細胞生物です。その60兆個もの細胞を統合しているは、自律神経です。ほとんどの活動は無意識のうちに行われ脳の指示ではなく自律神経が調節しているのです。

  細胞の遺伝子が休んだり、働いたりして生命を維持しているのですが、自律神経は、私達の心身の状態や自然環境を含め、森羅万象を感知して、この指示を出しています。

  言葉どおり、独立して働いています。その働きは心臓・血管・胃腸・汗腺など内臓諸器官の調整ですが、他に、体温・血圧・血糖・呼吸など人間の生命を維持するさまざまな働きを

  調節しています。内分泌系のホルモンも深く関わっています。免疫の働きの中心になっているリンパ球や、代謝システムも自律神経のもとに調節されています。

  このような身体全体をくまなく調節する働きと自律神経は深く結び付いています。それも、無意識のうちに調節してくれていて、つい忘れがちですが、自律神経は

  身体の活動、心の悩みなどを感知して、細胞の隅々まで指示しているのです。また、自然から情報を得て、天気の良い時は気分が爽快になり、活動的になります。

  天気が悪くなると気分が落ち込み、何をするのも億劫になります。これは自律神経の交感神経と副交感神経の揺らぎから起こっている身体の反応です。

  気圧の変化にも影響され、交感神経が緊張し駆り立てられるような気持ちになったら、深呼吸するといいでしょう。それはもう酸素はいらないといって一時的に徐脈になる状態です。

  理想は、五感で安らぎを感じられる自然を満喫できる世界が望ましいのです。海や涼しい山です。どちらも低気圧、空気の薄い場所で、日々の生活では酸素が少ないほうがリラックス  

  でき、軽井沢や沖縄・ハワイなどに人気があるのです。高地は低気圧で空気が薄いので眠くなります。ぐっすり眠るのにちょうどいいからリゾート地になっているのです。

  飛行機の中も気圧が低く、脈が少なくなり眠くなります。1日のうちでも朝方から徐々に交感神経が優位になって、夕方になると副交感神経が優位になります。季節によっても変化し,

   冬は寒さに耐える為に交感神経が緊張状態になりやすいので、仕事がはかどります。夏は温度も上がり、低気圧の影響もあって副交感神経が優位になるので、

  きちんと休んだほうがいいでしょう。病気は、副交感神経が優位になる夏場に治ります。悪くなるのは冬で、1日では昼間です。無我夢中になって頑張りすぎたり、血行が悪くなり、

  病気になりやすいのです。春先には不快な症状が出てくるが、それは治る症状が押し掛けていると理解する必要があります。ですから、冬に病気が出て、春になったら

  不快な症状が出て、夏に治る。また秋になってストレスが始まるという1年の流れがあるわけです。注意するのは、春先の治る症状がどっと押し掛けるつらい季節です。

  治る前触れだと思って、薬で抑え込まないようにしてください。夏と夜、冬と日中が対応しています。その意味で夏の長期休暇は、自律神経から考えると、理にかなっているのです。

  このように、自律神経は森羅万象を感知し生命を維持する働きを調節しています。交感神経と副交感神経が常に揺れ動いて精妙な人間の仕組みをいかようにも調節しているのです。

  この働きは自然の摂理と言える程精緻で、薬でなんとかなるものではありません。無理や楽のし過ぎは、自然の様々な現象に即して揺れ動いている自律神経を無視しているのです。

  自然に穏やかな日もあれば荒れ狂う日もあるように、人間もメリハリが必要でしっかり活動して十分休息をとる生き方です。いくら自律神経が対応できるといっても限度があります。

  どちらかに偏りすぎて、限界線を超えたときが病気です。自然のリズムにそって揺れ動いている自律神経の働きを感じ取る感性が目覚めれば、自ずと限界も察知できる様になります。

   康的な歌と踊りのある暮らし

  人間は賢くなりすぎて、自分で生き方を間違うようになったのです。野生動物は選択肢などなく、自分の生きる領域が決まっていて、危険のない場所を探して、食べ物も競わずに

  棲み分けています。ところが、人間は自由な生き方ができ、能力も高いので頑張ったり、悩んだり、好きな生き方を選べます。生き延びるために、いろいろの工夫もされ、重労働を癒す

  ための知恵もあり、歌と踊りや祭りがその1つです。身体面からみて、踊りはすべての筋肉を1つ残さず使って、喜びを表して全身の筋肉をくまなく使っているから、最高の健康法です

  都市生活が浸透したせいか、一部の大きな祭りを残して、お祭り騒ぎは社会秩序上危険すぎると恐れ、いつのまにか消えてしまいました。それが今はいきすぎ、家に引きこもって

  家族みんなで喜ぶ機会がなくなっているのです。感情を発散し、筋肉を使い、心身をいやす為に、歌と踊りがあるのです。精神の安定と肉体の健康維持の為に必要です。

  いつも抑圧されていると、健康を害します。カラオケやディスコは心身を発散するための現代の知恵です。人間は理性だけで生きられず、理屈ではない反射や感性があるから、

  生き延びているのです。しかし、あまり欲望や感性の赴くままに生きたら、秩序が乱れるので理性で調整しているのですが、抑えすぎると抑圧を感じて苦しくなります。

  人間は知識の積み重ねで賢くなるが、感性の世界は進歩していません。一人1人が、生まれてから一つ一つやり直さねば、感性は身につかない領域なのです。

  福祉の現場や心の治療に音楽療法、芸術療法などは心の発散です。理性よりも、感性を開放して、訴えているのです。日常生活から切り離されるので、心身の安らぎが得られます。

  モーツアルトを聴くと心身が安らぐという人もあれば、好き嫌いの世界なので理性で判断すると間違います。演歌が好きな人は演歌のほうがいいと思っていいのです。

  自然の摂理に基ずく医療と養生こそ必要

  病気は自分で治すという医療観・健康観が必要で、その養生の拠点に、医師の助言が受けられる温泉保養施設です。未来の医療は自然の摂理に基ずく養生に行き着くしかない?

  経済的にも豊かで安定した社会の中で、これからは未熟な科学万能主義の思想から脱却し、身体の仕組みや病気の成り立ちを総合的に理解して、元気に生き、天寿を全うしましょう。