✤自分で病気を見つけて治す、薬いらずの養生法

間違った生き方を変えれば病気は治る 自分でできる体調チェック
自然に即した生き方のヒント 癌を自分で克服する為に
健康生活を約束する運動の効用 感謝の気持ちが防気を治す秘訣

   間違った生き方を変えれば病気は治る

  生活習慣病というと食べ物やお酒、タバコなどの嗜好品をどうするかと言う指導が中心です。玄米がいい、ミネラルを摂りなさい、水が大切だと

  いう情報が溢れています。それともう一つ、医師は必ず散歩などの運動を付け加えます。もちろん、病気の治療や予防にはそれらは深く

  関わっていますが、食べ物や運動ばかりに気をとられていると、何故病気になるかと言う本質が見えてきません。

  まして食べ物と運動は生活習慣のなかのごく1部です。大半は生活を維持する仕事や家庭での営みが占めています。

  そこが欠落していては生活習慣とはいえないのです。生活習慣の本体は生き方と考え方にあると見抜く必要があります。  

  恐らく、自然現象を含めた心身の働きに対する自律神経の反応が治療の視野に入っていないからでしょう。自律神経は、私達の意思に

  関係なく、生活の仕方に合わせて体調を整えてくれています。心臓、胃などの内臓諸器官だけではありません。自律神経には交感神経と

  副交感神経がシーソーのようにバランスをとりながら、正反対の働きで私達の体調を整えてくれています。前者は運動する時や昼間の

  活動する時に優位になり、後者は食事の時や休息している時に優位になります。例えば、仕事をしている時は、交感神経が緊張して、

  心臓の働きを高め、血管を収縮させて血圧を上げ、消化管の働きを止めて、身体を活動する体調に整えてくれます。知らず識らずのうちに

  体調を整えてくれているので気にもしていないでしょうが、自律神経の作用にも適応できる範囲があり、限度を超えたら破綻します。

  心臓も血管も長期にわたる負担には耐えられません。無理して働くと、交感神経の緊張状態からつらい症状が出てきます。

  逆に十分使わないと副交感神経の過剰から来る病気が待っています。

  生活に即して言えば、働きすぎたり、頑張りすぎたり、その逆に楽ばかりしていても病気になるから、まず生き方を振り返る方が先なのです。

  それから、食事と運動をどうするのかを考えればいいのです。まず生活習慣病は生き方の間違いから起ると覚えていましょう。

  理想を言えば、昼間しっかり活動して、夜ぐっすり寝る生活習慣です。こういうメリハリのある生活がいいのですが、昼間の興奮を夜まで

  持ち越すと、なかなか寝付けません。脈も速く、血圧も高くなったままだからです。その反対に日中全然疲れるような活動をしていなかったり、

  お年よりは日中退屈でコックリ、コックリしている人がいます。そういう人もエネルギーを殆ど使わないから、副交感神経反射が起らなくて、

  夜眠れないのです。このように、交感神経か、副交感神経に偏った両極端の生き方をしていると、つらい症状が出てきます。メリハリの

  ある生き方が大切なのです。低体温も両極端の時に現れる症状です。無理をしすぎると血管が収縮して低体温に入っていきます。

  楽ばかりしていると血管が開いて、元気が無くなり、筋肉からの放熱が無くなって低体温になります。 うつ病でも交感神経緊張の世界に

  入ると、すごく興奮して、つらくて、自死に駆られる場合も出てきます。ところが、皆に無視されたり、自身を失って、益々気分が落ち込んでいく

  場合もあります。こちらは、同じうつ病でも副交感神経が優位に傾いています。いずれにしろつらい症状はどちらかの極端な時に現れます。

  交感神経の極限か、副交感神経の極限に病気が発症しているのです。考えなければいけないのは現代人の働き方です。

  労働量だけ比べると4、50年前のほうが機械化が進んでいないだけに肉体の疲労は強かったと思いますが、今は競争社会ゆえに長時間労働と

  人間関係のストレスが重くのしかかっています。ストレスの内容が変わっているのです。ことに日本人の場合、極めてまじめな人が多いので、

  無理に無理を重ねる交感神経緊張状態が原因になっている病気が多いのです。その一方、今は豊かになり便利な生活が送れるように

  なった為に、普通に生きていても楽し過ぎるための破綻が加わってきました。かって、日本人が経験しなかった病気の原因です。(全体の2割)

  ですから、何か嫌な症状が現れたら、自分はどっちの極端に傾いているかを考えないと、治し方を間違えます。

  今予防や治療の為に食事が大切だと言ってますけど、消化管は副交感神経優位の時に働くわけですから、交感神経が緊張している

  頑張り過ぎの生き方は、消化管をないがしろにしている状態です。食べ物に対する実感や美味への情熱が薄れている世界です。

  極限まで消化管をないがしろにすると、便秘になります。だから、食事は無理した人達が、我を振り返る時の大切な目安にするといいでしょう。

  誰でもひたすらいいものを食べて運動すれば予防と治療になるわけではないのです。どっちの生き方によって破綻しているかを見極めないと

  治りません。破綻の原因はどちらなのか、それによって治し方は正反対です。のんびりした暮らしが保障されている子供達やお年寄りは

  副交感神経が過剰になっていて、疲れやすい、夜眠れない、身体が冷える症状が出ています。そう言う人達は、薬に頼らず、いい食事と

  身体を動かす運動をすれば、病気もつらい症状も治ります。しかし、長時間労働をして、無理している人に、さらに運動を勧めたら、破綻します。

  何よりも働き過ぎをやめて、休息の時間を作る配慮を優先させなければ、病気は治りません。とにかく、交感神経緊張状態の体調を副交換神経

  優位の方向に引き戻すのが一番効き目のある薬です。今まで通りの働き方で、処方された薬を飲んで症状を抑えると、益々病気は治りにくく

  なります。生き方の無理、もしくは楽し過ぎから病気になっていると理解しない限り、慢性疾患、いわゆる生活習慣病は治りません。

  メタボリックシンドロームも、食べ過ぎて運動不足になるのが原因で、それも働き過ぎが背景にあるのです。ところが現代のそれに対する医療は

  タバコやお酒、食事や運動については細々と助言するが、生き方の無理、ことに働き過ぎには殆ど触れようとしていません。

  日本人は「労働は美徳」だと考えるので医師も働き過ぎ、仕事の量を減らしなさいと言えないのでは?。貝原益軒の「養生訓」にも

  程ほどに働きなさいとは書かれていません。食事は腹八分目とか、夜の営みは控えなさいと言っているが、働き方については触れていません。

  こういう価値観があって、医師は働き過ぎて病気になっている人に適切な助言がなされていないのではと思われます。

  癌を含めた生活習慣病は、最も多い原因が働き過ぎです。ところが、注意事項は食物繊維の豊富な食べ物、紫外線を浴びない、清潔な下着など

  を挙げているが、無理な働き過ぎをやめなさいとは書いていません。一番大事な長時間労働が危険だと言う項目が欠落しています。

  交感神経と副交感神経のどちらかの極端な偏りの生活が病気の原因です。だから生き方を変えれば病気は治るのです。

  然に即した生き方のヒント

  殆どの病気、生活習慣病は、具わった機能を程よく使っていないから発症するのです。使い過ぎても、使わなくても病気になります。

  人間らしく普通に生きていれば病気にならないのですが、その”普通”が難しいのです。本当にあるべきように生きるのが難しいのです。

  皆独特の個性を持っていて、何に熱中するか、どうやって生きるか、皆それぞれなのです。やっぱり頑張り屋さんは、頑張るし、面倒臭がり屋は、

  面倒臭がります。そういう生き方に対して現代文明は、ちゃんと対応できるようになっているので、なかなか判断が難しいのです。

  夜・昼関係なく働こうと思ったら、明るい光があります。楽しようと思ったら、思いっきり楽ができます。こういう生活に馴れてしまっているので

  当たり前だと思っているでしょぷが、自律神経の反応からみると、異常事態です。なかでも、筋肉を殆ど使わない生活が問題です。

  人間は重力に逆らって活動できるように筋肉が発達しています。それを使わないと、発熱が起らず低体温になります。そうすると必要な

  代謝エネルギーが得られず、重力に逆らって動けなるわけです。破綻の始まりです。とりたてて怠けているわけでなくても、そうなる社会

  なのです。多くの人たちが薄々気ずいているのでしょう、フィットネスクラブ等の筋力を鍛えるスポーツ施設が繁盛しています。といって、

  むやみに筋力を鍛えればいいと言うわけではなく、筋肉が隆々と盛り上がるまで鍛えると、それを維持する為に酸素が送り込まれて、

  交換神経が緊張状態になるので、体に悪い影響を与えます。本来ならば、人の手で田植えをしたり、畑を耕したりして、筋肉を使っていれば

  運動をしなくてもいいわけです。ところが殆どの労力は、機械が代わってやってくれます。ですから、意識して筋肉を使う運動をせねばいけなく

  なったのです。私達は無理をすれば病気になるが、具わった機能を使わないとすぐに弱ってしまいます。運動は具わった機能を使って

  身体を維持する為の筋肉を、生きられる水準まで引き上げているのです。スポーツ選手のような身体を作るのではなく、生活に必要な

  働きを維持する為に運動があるのです。つまり人間らしい普通の生き方をしていれば病気にならないのです。ラジオ体操レベルが基本です。

  人類の始めは自然にどう適応するかを基本にした暮らしだったのが、現代社会は嵐が来ても問題なく働き続けます。無理をすると脱落者が

  出てきます。日本海側の冬は長期にわたって低気圧ですから、気分が落ち込みます。そういう時に無理して働くと、うつ病など心の病気が

  多く発症します。それぐらい身体は自然の影響を大きく受けているのです。一方、天気になれば木の実や山菜取り、或いは魚を捕りに、

  獣を追って山野を駆け回っていたでしょう。このような生き方は自然にどう適応するかを基本にした暮らしぶりです。

  普通の生き方は自然に即した生き方にヒントがあるようです。いまの暮らしぶりでは意識して運動しないと、健康が維持できません。 

  ・人間の関節の可動性をいつも活用していないと支障が出てきます。可動性を十分に使って何時も回転させていないと、細い筋肉が退化して、

  首が回らなくなったり、手が上がらなくなってしまうのです。大昔の自然を相手の暮らしなら、そう言う心配も無かったのです。

  注目の健康法としてウオーキングは首や肩、身体を捻ったり、傾ける体操を前後に加えると、全ての筋肉が過不足なく使われます。

  交感神経の緊張が続くと、関節は硬くなって動きが悪くなるが、整体師は関節の可動性をみると病気の程度が分かると言います。

  生き方の誤り、その反映に他ならない自律神経の偏りは、直ぐに関節に現れるのです。ですから、運動する時は関節をよく動かしましょう。

  康生活を約束する運動の効用

  リンパ球を中心にした免疫の働きと運動は密接に関わっています。それをつなぐのが、体温と血流です。免疫が正常に働いている人は、

  必ず血行がよくて、便通もよい、体の色々な基本的な働きが整っているのです。それが破綻している人は便秘がちで、顔色が悪くて低体温の

  世界に入っています。免疫、リンパ球の世界は循環と結びついていて、体温が循環を支えているからです。体温を維持する為には筋肉からの

  発熱が大切で、運動は筋肉からの発熱を促し、血行をよくする営みです。ことに現代人は身体を動かす労働が消えてしまったので、意識的に

  筋肉を使う運動が健康を維持する為に欠かせなくなっています。らくし過ぎて病気になっている人は筋肉を殆ど使わない生活をしているから、

  運動すれば病気は治ります。私達の筋肉の中で一番発達しているのは下半身と腰ですから、手軽にできるウオーキングがいいでしょう。

  あと体操を加えて、首や肩など全ての筋肉を使うようにすると身体も柔らかくなり、低体温も解消できます。歩き方も身体全体を使い、

  反動をつけて歩くようにすると、全ての筋肉を使う運動になります。上体を動かさないで、足だけで歩くようになったら、破綻の第一歩です。

  5、60才になると、だんだん足だけでポコポコ歩き始める人がいますが、背骨や腰を支える筋力を使わないから弱ってきているのです。

  筋肉だってちゃんと使っていれば、多少無理をしても疲労がこないし、ストレスになりません。身体を鍛えて、心臓の筋肉が発達していれば

  少しの無理ぐらいでは心臓はビクともしません。今、早期発見、早期治療といわれているが、病気になる原因から考えると、運動不足で

  筋力が低下している人は、能力が低下して、ぎりぎりのところで生きているから、ちょっと動いただけでも疲労がきてストレスを受け易いのです。

  同じストレスでも身体を鍛えている人とは全然違います。もちろん身体を鍛えている人でも限界を超える無理をすると病気になります。

  それ程無理もせず、ストレスもないのに病気になる人がいます。楽をしているお年寄りや子供にそいう人が多いようです。

  普通の人だったらたいしたストレスと感じない原因でも、副交感神経に偏った生活をしている人たちはストレスになっています。

  そういうぎりぎりの能力で生きている人たちに対して、運動は、自分の適応力を維持して予備力を蓄える効用があります。今普通の人は

  脈拍が70/分ぐらいですが、スポーツをしている人は40〜50ぐらいでいいわけです。すごい人は普通の人の3割ぐらい少ない脈拍で生き

  られます。こういう能力の高い人は余力があるから、ちょっとした無理やストレスがきても跳ね返せるのです。こういう効用が運動にあります。

  生活習慣病はいろいろの機能がぎりぎりの水準まで落ちていて、ちょっと無理したり、たまに過剰なストレスがかかったときに、耐えられなく

  なって発症しているのです。だから、普段からストレスに耐えられるような適応力を、ウオーキングなどでつけておくことです。生活習慣病を

  治すには生き方の間違いを改めるのが一番の治療ですが、その前に無理してもいいような予備力をつける運動を欠かさないことです。

  例えば、原因不明とされるネフローゼ、発症の原因はストレスです。といっても頑張り屋ではなく、子供や女性に多い病気です。

  すごく穏やかに生きているので、普通ではストレスを感じないような出来事でもたちまちストレスになって発症してしまうのです。

  これは腎臓の血管から蛋白質が漏れ出す病気です。非常につらい時は、赤血球が漏れ出して、血の小水が出る症状です。ストレスにより

  組織の機能に異常が生じ血管内皮細胞の結合が外れ、漏れ始めるのです。薬ではなく、身体を休めるのが基本です。

  副交感神経が過度に優位な人は、ちょっとした精神的、身体的ストレスにも敏感に反応します。羽目を外して遊んだり、少しばかり激しい運動を

  するとそれがストレスになってしまいます。本人はストレスだとは気ずかないのです。こういう人たちは体と心が連動しているこを知るべきです。

  筋力・気力・精神力は同一の地平線にあります。だから、気力を奮い立たせようと思ったら、体操をして筋肉を使うのが最も効果的です。

  筋力が低下して、背筋がゼロに近い人が、気迫に満ちていると言うのはありえないのです。心を鍛える為にも、筋力をつける運動が大切です。

  運動・スポーツをする世界は、交感神経緊張状態です。運動中は脈も速くなり、血圧も上がり、深呼吸は酸素を一杯に吸い活性酸素を

  放出するのですから身体に悪いのではと思うかも知れないが、運動後、私達の身体は本当の休息が訪れ、副交感神経が働いてくるのです。

  仕事を終えて休む時と、散歩して汗をかいてから休むのとでは、除脈の程度が全く違います。散歩後のほうがずっと脈が下がっています。

  いい疲れが残った時はすごい除脈になります。それが気晴らしの世界です。運動中は交感神経が優位でも、終わった後にちゃんと副交換神経が

  優位になるので、ぐっすり寝られる状態になるのです。たくさん酸素を吸うと、身体はもう酸素はいらない、ゆっくりした安らぎが必要だという

  副交感神経反射を起こすのです。そうすると緩やかな呼吸が後からついてきます。その心地よさを求めて、私達は運動や深呼吸をするのです。

  自律神経がどちらかに偏り過ぎると、病気になると述べたが、運動は生活にメリハリをつけ、交感神経と副交感神経のリズムをもたらすのです。