健康でいる為には運動が必要です


    

◆元気に運動編

健康には運動が必要です 体力維持の為の運動
老化現象について考える 1人でできる気楽な運動
     
健康でいる為には運動が必要です

  「健康」とは、病気でないということではなく、何時でも前向きな姿勢で物事に取り組めるような、精神及び肉体、及び社会適応状態をいう」

  世界保健機構(WHO)の定義。脳卒中を起こして倒れたとしても、リハビリの結果、再び歩けるようになり、自分で洗面や身支度、食事が

  とれるまで回復し、積極的に散歩や買い物に出かけられるようになった場合には「健康」ということができます。

  つまり、「健康」でいる為には、社会で活動できる運動能力を持っていることが大切です。日常生活の中で運動を取り入れ、元気に

  活動できる身体を維持できるように努力しましょう。

  1.「運動不足病」になりやすい現代の生活

  歳を重ね、中高年になり、多くの人は体力の衰えに気がつきます。これは、老化による体力の衰えに加え、日頃、身体を動かす機会が

  減ってしまったことによる体力の低下によるものです。快適さや便利さがあふれる現代の生活では、運動不足で起る「運動不足病」を

  訴える声を多く聞きます。今、問題となっている病気や健康上の課題の殆どは、老化よりもむしろこうした生活がもたらす身体の機能の

  衰えが原因です。しかし、運動が健康ずくりに有益であることがわかっていても、殆どの人が運動不足であることを感じているのが現状です。

  特に、仕事や家庭、交友関係で忙しくなる中高年の方は、この運動不足の状態が顕著に現れています。

  運動不足を 解消する為に、若い頃と同じように激しい運動ではなく、高齢者の方にとっては、自分の身体の機能を維持する

  ことに重点を置いた適度な運動を行うことが大切で、「過ぎたるは及ばざるが如し」のとうり、無理な運動はかえって障害を起こすこと

  もあります。日頃の外出や地域活動、ちょっとした運動でも健康ずくりに十分役立ちます。

  2.健康日本21「身体活動・運動」での高齢者の目標

  現役を退いた高齢者の方は、社会的な役割が減り自分自身の生きる目標を見出しにくくなることから、家に引きこもりがちになります。

  @外出(買い物や散歩)について積極的な態度を持つ人の増加(10%以上の増加)
運動習慣者の割合 現状 2010年
男性(60才以上) 59.8% 70%以上
女性(同上) 59.4% 70%以上
80才以上(全体) 46.3% 56%以上

A何らかの地域活動(体操、歩こう会、ゲートボール)を実施している人の増加(10%以上の増加)

地域活動を実施している人 現状 2010年
男性(60才以上) 48.3% 58%以上
女性(同上) 39.7% 50%以上

 B日常生活における歩数の増加(平均歩数/日男女共1,300歩、時間で15分、距離700m前後増)

日常生活の歩数 現状 2010年
男性(70才以上) 5,436歩 6,700歩以上
女性(70才以上) 4,600歩 5,900歩以上

     
誰にも避けられない老化現象について考える
  1.老化の速度は変えられる

  老化現象は避けられませんが皆さんの周りにも若いのに老けた人、高齢でも若々しい人、この差は何から生まれるのでしょう?

  生活習慣の違い、栄養の摂取量の違い、仕事の違い、運動習慣の有無、慢性的な病気の有無、夢や希望・目標や生きがいの有無

  などが個人差を生む原因となっていることが考えられます。一般的に、老化について次のようなことが言われています。

  @歳をとっても、筋肉労働に従事する人の筋力、頭をよく使う人の精神機能は衰えが少ないといわれています。

  A食事をはじめ、身体的・精神的健康管理、運動の習慣化などによって老化の速度を遅らせることができます。

  B運動することによって、高齢者でも体力を高いレベルで維持できます。

 全身持久力は年々低下していきます                        運動習慣による全身持久力の差

 全身持久力は、最大酸素摂取量で調べることができます       運動を行なっている人は、高齢になっても若い時の持久力

 男女共に20才をピークに、徐々に低下していきます。          を維持できることがわかります。

                                            注:☆毎日5km以上のランニングをする群

                                               ○毎日3〜4km以上のランニングをする群

                                               ●週1〜2回ランニングをする群

                                               ▲特別な運動習慣を持たない群

  2.健康・体力レベルの低下について考える

  私達の身体は、誕生と共に成長し、成熟し、衰えていきます。男性は45才頃(厄年を過ぎたあたり、女性は50才頃(更年期に入るあたり))

  個人差はあるが健康・体力が低下し始めます。

  B.高齢者の日常生活動作{ADL(Activities of Daily Living)}

   身体的ADL

    食事行動、服の着替え、歩行、寝床の出入り、入浴、大小便の始末など

   手段的ADL

    電話を1人で使う、バスや電車を使って、遠方まで向かう、食料品・衣料品などの必要のものを買う、自分の食事が用意できる、

    掃除・窓拭き・家具修理ができる、薬の管理ができる、預貯金・年金の管理ができるなど

 身体的ADL、手段的adlは共に70才頃から徐々に低下していきます。特に、手段的ADLは加齢による低下が大きいため、早い時点で

  周囲のサポートが必要となります。