お年寄りが1人でできる食事

    火を使わない安心調理術

  電磁調理器 → 鍋、フライパンなど、加熱して鍋を温めるのではなく、鍋そのものを発熱させる器具です。

              1カップの水でも1分ほどで沸く強い火力があり、自動的温度管理も優れ料理の手助けになります。

  オーブントースター → 炎でする「あぶり焼き」に便利。熱源に直接触れることがない囲い込んだ火、現代の炭火です。

              魚を焼くときでもアルミホイル1枚にのせて、上からもう1枚かぶせることで芯まで焼けます、ひっくり返す必要がない。

  電子レンジ → 電磁波で食品の中の水分を動かして発熱させるので、水がなくても煮える。

              温める、蒸す(下ごしらえする)、解凍する、乾かす、戻すなどお年寄りが活用する利点はたくさんあります。

   スピードカッター(フードプロセッサー) → 「繊維のあるもの食べましょう」といわれても歯の調子が悪いと食べられません。

              歯の代わりに細かく砕いてくれます。

  ミキサー(ブレンダー) → ジュースなど液体を滑らかに混ぜ合わせます。粘りのないものと乾きのものに強いのが特徴です。

  以上は炎が見えない調理器具ですが加減がわかりにくい?と心配されますが、しかし鍋の中をよく見ていればすぐに慣れることです。

  事故が起こったからでは取り返しがつきません。年配の方は新しい機器を使うことに抵抗を感じると考えがちですがここで紹介した

  ような操作が簡単なものは、意外とすんなりと受け入れてくれます。

  *住みたい所に住み続けるのは、自分らしく生きて暮らすという人生の選択の基本です。

    火事を出すから住まないでと言われても「大丈夫」と断言できる力のもとが、炎のない調理システムなのです。

      

高齢者の喜ぶ配食・会食サービス

    在宅における食事サービス

  病気や老化などの理由で食生活に困っている人や、独り暮らし等で人との交流に乏しい人を対象に、「食べること」を中心に

  支援していくサービスです。

       会食サービス

  主に独り暮らしや家に閉じこもりがちな高齢者を対象に、社会交流の機会を提供することを目的として、集会所などの施設で

  食事を提供するサービスです。食事を通したコミュ二ケーションの場ずくりで、食後の体操や合唱、血圧測定なども採り入れられてます。

     配食サービス

   虚弱で日常の食生活に困難を抱えている高齢者で、独り暮らしなどで支援する親族が近くに住んでいないなどの人を対象にした

   、食事を自宅まで配達するサービスです。安否の確認も併せて行えます。

     その他の食に関する支援・サービス

   ホームヘルパーに調理や買い物を頼むこともできます。身体状況により介護保険も利用できます。

   要支援・要介護と認定されなくても地域ごとのデイサービスで昼食サービスを利用することもできます。

   料理教室の開催→調理技術や食の知識がないために食事サービスを利用しようとする人もいましたが、高齢者の増加に伴い、

   できるだけ要介護状態にならないようにするための介護予防に積極的に取り組んでいこうという方向に考え方が変わるつつあり

   調理の技術や低栄養予防のための食事等を身につけてもらおうということです。

    

”平均年齢80才“と共にケアハウスの健康ずくりに挑戦!

  高齢化率25%,4人に1人が65才以上となるといわれている2015年に向け、ケアハウスの果たす役割りは非常に大きい。

  老後の住まい調査のアンケートで、「入居したい施設」のトップは「ケアハウス」だという。ケアハウスとは、60歳以上で自立生活の出来る

  人であれば誰でも申し込みのできる、いわゆる食事つき高齢者マンションであり、介護予防(寝たきり予防・認知症予防)を目的とした

  施設といえる。   ★ある施設の活動例

  まずは、元気な人が出来るだけ長く健康的に生活できる素となる、栄養価の高い食事を提供すること、毎日のことだから美味しく

  楽しいものでなければならない。気持ちが和み笑顔あふれる食卓であれば、自然と効率よく栄養素が体内に吸収されていくのだ。

  そのために従来の「施設の食堂」という堅苦しいイメージを取り払うため「レストラン風」に改装・改名で食事の時間が生きがいに

  つながるような雰囲気ずくりを行った。入居者の投票による人気献立の提供などの企画

  ラジオ体操、ストレッチ体操、散歩なども取り入れ健康とは守るもではなく自ら創っていくものだということの入居者の自覚喚起

  さらに健康診断の結果に基ずく健康相談の入居者全員の個別実施、生活習慣全般の見直し等で血液検査の値が年々向上、

  普段は口数の少ない人でも目を輝かせ面談を終えて退室するさいの表情の明るさを目の当りにするとカウンセラーの働きでもある。

 

               ★ 季節ごとのある施設のメニュー

  春  ふきと鶏団子の煮物

   材料:ふき 30g   鶏の挽肉 20g   わかめ(乾) 3g  生姜・片栗粉 少々  だし(だし汁 200cc 酒・塩・しょうゆ・砂糖 少々)

   作り方:  @鶏挽肉、おろし生姜、片栗粉をよくこね、一口大に丸める

          Aふきはゆでて水につけてから皮をむき、3cmの長さに切る

          Bわかめは水で戻し、食べやすい長さに切る

          C鍋にだしを煮立て、@を入れて煮て火が通ったら引き上げ、次にAを入れて煮る

          D器に肉団子とふきを盛り、残った煮汁にわかめを加えさっと煮て盛り合わせる

      新じゃがのマヨネーズ焼き

   材料:新じゃが芋 70g  プロセスチーズ 7g  コーン(ホール) 適量  ソース(マヨネーズ 10g 溶き卵 7g  しょうゆ 少々)  パン粉 適量

   作り方:  @じゃが芋はタワシできれいに洗い、輪切りにしてゆでてざるにあげる。チーズはさいの目に切る

          Aホイルの器に@とコーンを入れソースをかけてパン粉を振り、オーブンで薄く焦げ目がつくまで焼く

      春キャベツのサラダ

   材料:キャベツ 40g  きゅうり 20g  ブロッコリー 30g  ミニトマト 1個  塩 少々  ドレッシング(サラダ油・酢・砂糖・塩・こしょう 適量)

   作り方:  @キャベツはさっとゆでてせん切り、きゅうりは薄く切り塩もみして絞る

          Aブロッコリーは軟らかくゆでる 

          Bミニトマトを添え、よく混ぜたドレッシングで和える

  夏  魚の南蛮漬け

      材料:魚(白身) 50g  片栗粉 適宜  ししとう 2本  長ねぎ 15g  赤唐辛子 少々 

            南蛮酢(だし・酢・砂糖・しょうゆ 適量)  揚げ油 適量

   作り方:  @魚は塩少々ふっておく。長ねぎは3cmの千切りにして水にさらした後水切りする。唐辛子は種を除いて小口切りにする。

          A南蛮酢を作っておく。魚に片栗粉をまぶして揚げ、熱いうちに南蛮酢につけてねぎと唐辛子を加える。

          Bししとうは揚げて付け合せにする。

      ゴーヤーチャンプル

    材料:ゴーヤー 20g  豆腐(綿) 1/10丁  にんじん 15g  溶き卵 1/4個  A(しょうゆ・酒・塩適量) 

    作り方:  @ゴーヤーは縦半分に切り、種と綿を取って薄切りに、にんじんは千切りにする

           A豆腐は水切りし、大きめにちぎっておく。

           Bフライパンで@を炒め、しんなりしてきたらAを加える

           C豆腐に少し焦げ目がついたら調味料Aで味付けをする

           D溶き卵を入れ、半熟に固まったらさっと混ぜる

      にらともやしのごま和え

    材料:もやし 30g  にら 10g    和え衣{すりごま(白)・砂糖・しょうゆ 適量}

    作り方:  @もやしは水からゆでてざるに上げる。にらはざく切りにし、ゆでて絞る

           A和え衣を混ぜ合わせ、@を和える

  秋  福袋

    材料:油揚げ 1/2枚  豚もも肉薄切り 15g  しらたき 20g  干ししいたけ 1/2枚  にんじん 10g  ごぼう 5g  しょうゆ・砂糖・

    みりん 少々  おから 大さじ2弱  かんぴょう 8cm  だし(だし汁・砂糖・しょうゆ 適量)  さやいんげん 10g

    作り方:  @油揚げは半分に切って袋にし、熱湯をかけて油抜きをする

           Aしらたきはゆでて3cmに切り、豚肉、戻したしいたけ、にんじん、ごぼうは千切りに

           BAにしょうゆ・砂糖・みりんをからめ、おからを加えて混ぜる

           C油揚げにBを詰めて、戻したかんぴょうで結ぶ

           DだしでCを煮含める。最後にさやいんげんを入れ、味を調えて炊き上げる

      さつま芋の煮物 

    材料:さつまいも 40g  塩昆布 小さじ1  砂糖 小さじ1

         作り方:  @さつま芋は輪切りにして水にさらす

           A@に塩昆布と砂糖を加え、水をひたひたに注いでふたをし、煮汁がなくなるまで煮る

      和風サラダ

    材料:帆立貝柱(缶) 15g  大根 30g  貝割大根 5g  酢・サラダ油・塩・わさび 適量

    作り方:  @大根は千切りにし、塩もみにして絞る

           A@帆立貝柱と貝割大根をまぜ、酢、サラダ油、塩、わさびで味をととのえる

   冬  生鮭の照焼

    材料:生鮭切り身 70g  しょうゆ 適量  酒 適量  たれ(しょうゆ・みりん・酒・砂糖 適量)  大根おろし 30g

         作り方:  @鮭はしょうゆと酒で下味をつけておく            

           Aたれの材料を鍋にかけ、少し煮詰める

           B@は表側から焼き、たれを塗って照りよく仕上げる

           C大根おろしを添える

      さつま汁

    材料:鶏もも肉 15g  じゃが芋 25g  にんじん 10g  えのきだけ 5g  長ねぎ 10g  だし汁・サラダ油・しょうが・味噌 適量

    作り方:  @鶏肉、じゃが芋、にんじんは小さめの一口大に切る。えのきだけは2cm、ねぎは小口に切る

           A鍋に油を熱し、みじん切りにした生姜を入れて香りを出し、@の鶏肉とねぎ以外の野菜を入れて炒める

           BAにだし汁を加え、あくを取りながら具が軟らかくなるまで煮る

           Cみそを溶かし入れ、ねぎを加える

      白和え

    材料:とうふ 30g  にんじん 15g  干ししいたけ 1/2枚  こんにゃく 30g  煮汁(だし・しょうゆ・砂糖 適量)  

                A(すりごま・砂糖・白みそ 適量)

    作り方:   @こんにゃくは千切りにしゆでておく。にんじん、干ししいたけも千切りにする

           A@を煮汁で煮る

           Bゆでて水切りにした豆腐をよく絞り、すり鉢ですりながらAで調味する

           CAの汁気をきってBで和える

     *食事サービスとして提供される場合、以上の献立には、ご飯、みそ汁(冬の献立では除く)、デザートがつきます。