血管を鍛える超健康法

 血管を押し広げ、血流をよくする「NO」の秘密  血管の老化を加速度的に進める4つのリスクファクター
 簡単・たっぷり・効率よく「NO」を分泌させる3つの方法  生活習慣で若返る「血管メンテナンス法」
 何故、血液サラサラよりも、「血管力」が大事なのか  健康な体を作る「常識」「非常識」
 硬くなった血管も改善できる!その方法とは?  

  ◎血管を押し広げ、血流をよくする「NO」の秘密

  ○血管の老化だって防げる!改善できる! 現在52才の医師が初対面の人に実年齢を言うと「お若いですね!」「見えませんね!」と驚かれることが多い。それ

  は、生活指導をする医師が、メタボで見るからに不健康そうでは説得力がないので、45才から生活習慣の改善を試みた結果です。当初45才で実年齢通りだった

  血管年齢も、現在では38才。実年齢マイナス14才まで若返りました。とりわけ、「お肌がツヤツヤで50代にはとてもみえまwせん。」と言われることが多く、肌の状態

  が「見た目年齢」に大きく影響することを実感しています。何の手入れもしていない肌は、加齢と共にシミやシワが目立ってきます。女性の皆さんは、若い頃から

  日焼け止めクリームを塗ったり、化粧水や保湿クリームなどで肌をケアしたりと、若く美しい肌を保つために気を配られているのではないでしょうか。血管もお肌と

  同じ。若い頃から注意していれば、それだけ老化を防ぐことができます。

  ○血管は”お肌”と同じ。潤い足りていますか? そもそも「血管」と「肌」は、とても似ています。皆さんご存知のように、私達の体を覆う皮膚の表面には、肌の水分

  を保持したり、外部から異物が侵入するのを防ぐ役目があります。それが「皮膚のバリア機能」です。それと同じく、血管の内壁(つまり流れる血液に触れる面)も

  「血管内皮細胞」という薄い細胞の層によってビッシリ覆われています。「血管内皮細胞」は、「皮膚表面」と同jじように、血管を守る「バリア」としての役割を持って

  います。実は、先ほどから述べている「NO(一酸化窒素)」は動脈内のこの「血管内皮細胞」から分泌されているのです。ちょうど、「肌」かtら「皮脂」がきちんと分泌

  されているとしなやかで潤った美肌を維持できるように、「血管内皮細胞」から「NO」がきちんと分泌されていると、

  しなやかな詰まりにくい血管を保つことができるのです。肌の老化は「見た目」に影響するだけですが、血管の度を超え

  た老化は、突然死、寝たきり、認知症など重大な結果を招きます。弾力のあるしなやかな血管を維持していくために、

  更に「血管内皮細胞」と「NO」について話を進めていきましょう。

  ○「NO」は、ノーベル賞級の大発見! 「血管内皮細胞」血管にとって、とっても大切なものです。血液が血管外に漏れ出ないようにして

  いるだけでなく、血圧をコントロールしたり、血管についた傷の修復を促したりする機能も備わっています。それらを主に担っているのが

  「NO(一酸化窒素)」です。「NO」は必要に応じて「血管内皮細胞」から分泌され、血流を良くしたり、しなやかで弾力のある血管を維持する

  ために働いています。動脈硬化や高血圧の予防などにも一役買っています。ところで、そんな大事なものがどうしてまたよく知られて

  いないのか、不思議に思われるかもしれません。その理由は簡単。「NO」が体内で様々な生理機能を担っていることが分かったのは

  1980年代と比較的最近のことだからです。世界的にも権威のある学術雑誌「サイエンス」で取り上げられて注目を集めたのが1992年ですから、

  20年ほど前のことです。「NO」が血管の筋肉を弛緩(しかん)させて血管を拡張し、血液を流れやすくしているなどの生理機能を発見しました。

  米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校のルイス・イグナロ教授は、1998年にはノーベル医学・生理学賞を受賞しています。

  ノーベル賞を受賞するくらい、画期的な発見だったわけです。この研究がきっかけになり、心筋梗塞、脳卒中など血管の病気の改善に

  「NO」が効果をもたらすとして、さらなる研究が進められています。では、「NO」がどんな働きをしているのか見ていきましょう。