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                メタボリックシンドローム→内臓脂肪型肥満→食過ぎが原因

              何故現代人に肥満が多いのか?

                                                  

 「あなたは食べても太らない自分の1日の摂取カロリーを知っていますか?」の質問で

 自分の1日の理想摂取カロリーは知りません。服や靴は自分のサイズに合わせて買うのに、

 食べ物は自分のサイズを意識せずに口に入れてしまう。ここに肥満の問題がある。

 肥満は今に始まったわけではなく40年前から肥満予防に取り組んできた。しかし、肥満の増加は

 抑えられない。

 1980年を過ぎる頃より、世界的に肥満が大きな問題となってきている。これは食料の供給が豊富となり、

 同時にファーストフードが普及し肥満を来しやすい食事構造になってきた為である。

 病院は治療中心に設定されており、予防の中心となるカウンセリングなどは病院経営上、採算性

 のよい医療行為とはならない。

 生活習慣病は健康維持に好ましくない生活習慣、喫煙、過食、運動不足などが原因の疾患です。

 従って、生活習慣を変えればよいのだが、医師は患者の生活習慣を変える方法や手段を持たない

 生活習慣を変えることは医学や医療の問題ではなく、哲学や人生観の問題と捉える方がよいようです。

 生活習慣病の予防に有効な方法を検討してきた結果。

 「運動で筋肉をつけ基礎代謝量を増やし、体重を下げるのは至難の業」ゆえに「食事による

 コントロールが圧倒的に効果的」であると結論。→管理栄養士の出番となる。

 しかし、管理栄養士は、看護士に比べ病院やその他の職場での発言力は弱く、決定権も限られている。

 医療は医師と看護士が中心に行っている。予防医学も例外ではないがうまくいっていません。

 メタボリックシンドロームの主な原因が”過食”だからです。でも、”食事指導”の専門家である

 管理栄養士が対応しても上手くいかない場合が少なくありません。

 最近”人間栄養学”や”臨床栄養学”という言葉を耳にしますが、これは従来の栄養学が食物に

 目がいっていて、食べる人のほうを向いていなかったとの反省の表れでしょう。

 ”食べる人の心”に焦点を当て、その人の食品選択行動と摂食行動、さらには運動までフォローし、

 メタボリックシンドローム予備軍の行動変容の支援を行えば、今以上の改善が見られるであろう。

 何故なら、人は自分に合った食べ方を修得すれば、必ず適正体重になるからです。

 人間の習慣は思考が誘導する行動の連続によって形成されるので、生活習慣病を予防するには

 この思考を健康思考に変える事が必要です。健康は人生の目的ではないので、それが大切だと

 わかっていても、私たちはいつしか意識をしなくなります。相手の健康でありたいと思う気持ちを

 高め、その気持ちが消えないようにフォローアップすることです。「健康がすべてではありません、

 しかし、健康を失うとすべてを失いますが、それでもいいですか?」とその人の意思を確認する。

 予防支援士には相手の思考にアプローチする知識とスキルが必要です。

 メタボリックシンドローム予備軍の行動変容支援は、医療政策の最重要課題です。

 厚労省は健康保険組合に「健診・保健指導の実施を義務ずけ、メタボリックシンドロームを2015年

 に25%削減する」計画を打ち出している。保健指導となっているので、管理栄養士ではなく保健士や

 看護士が指導するように捉えられがちですが、肥満の予防は食物の選び方と食べ方の問題です。

 食べたい食品郡の中からその人に合った食べ物と食べ方をアドバイスし、それが続けられている

 かどうかを定期的にフォローするのは、看護職より管理栄養士のほうが向いています。

 栄養の問題は大きなウエイトを占めるはずなのに、ケアマネジャーが療養上の管理や指導を行う

 「居宅療養管理指導」を管理栄養士に依頼してくることはまれです。

 現代社会を見渡すと、若い女性のやせ願望、メタボリックシンドロームの増加、在宅高齢者の

 低栄養と肥満等々、適切な栄養管理を必要としているケースが山積しています。

 自立した管理栄養士が現場に出て、栄養に関する問題を解決することが、今ほど求められている

 時代はありません。

 そのために管理栄養士は、問題を認識する問題発見能力、問題解決に必要な情報を集める

 情報収集力、問題解決のプロセスを論理的に展開できるロジカルシンキング、自分のイメージを

 正確に相手に伝えるコムミュ二ケーション能力、相手が望む方向にリードするコーチング能力など

 をスキルとして身に付け運動生理学、病態栄養学、認知心理学といった知識の修得も必要です。

                                     

        内臓肥満症候群推定数      1960万人       厚労省

       上記40才以上の人     940万人      予備軍      1020万人

       40〜74才     男性     51.7%           2人に1人

         同       女性     19%      5人に1人 

     

                                           

 

 

 

 

 

             

             働き盛りの年齢別死亡原因                              年齢別3大死亡原因と死亡者数(人) 2007年

  第1位 第2位 第3位
40〜44歳 自殺 心疾患
45〜49歳 自殺 心疾患
50〜54歳 心疾患 自殺
55〜59歳 心疾患 自殺

      

  40歳代はメンタルヘルス対策(自殺)と癌の早期発見、早期治療     50歳代は癌の早期発見・治療及び動脈硬化予防が対策となる。

                  癌の原因

  

  タバコが癌発生の第1位。煙の化学物質の発生で、細胞の遺伝子を傷つける発がん物資も含まれる。

  メタボ対策の両輪は食事と運動ということになっているが、実はタバコも含めて3輪車なのです。

  次の食事は脂っこいもの、塩辛いもの、カビの生えたもの、焦げ付いたもの、熱いものを

  頻繁に摂取すると癌を発生する。逆に、抗酸化力の強い緑黄色野菜を多く摂る人に癌は少ない。

  

  働き盛りを突然襲う生命の危機、自殺・癌・心疾患。この危機を回避する為にできることといえば

  タバコを吸わないことと内臓脂肪を減らすことです。

   
メタボリックシンドロームと高血圧

   メタボりックシンドロームは、インスリン抵抗性を背景とする多危険因子集積の状態で、

   腹部肥満とインスリン抵抗性が根底に存在し、様々な病態を引き起こしている。

   インスリン抵抗性は、インスリンの糖代謝に対する組織感受性の低下であり、高血圧患者の

   半数に認められる。遺伝的要因のあるインスリン抵抗性は代償性高インスリン血症を生じ、

   血圧上昇を引き起こし、他の危険因子の合併とも関連して動脈硬化、虚血性心疾患、脳血管障害を

   発症させる。インスリン抵抗性の昇圧は、とくに交感神経活性亢進と腎Na貯留による循環血漿量増加の

   2因子の関与が大きいと考えられる。

   インスリン抵抗性の上流に腹部肥満があり、種々の脂肪細胞由来のアディポサイトカイン異常

   を介してインスリン抵抗性を発症し、憎悪させる。

   インスリン抵抗性の高血圧においては、糖代謝のみならず脂質代謝異常も有する。

   高血圧では糖尿病の発症が2〜3倍高く、糖尿病では高血圧の発症が2〜3倍高い。

   インスリン抵抗性は両者に共通の背景因子であり、高血圧はインスリン抵抗性との関連が強く、

   糖尿病発症・高脂血症の合併も多く、最終的には虚血性心疾患など動脈硬化性疾患がより

   発症しやすい病態といえる。

               メタボリックシンドロームにおける高血圧の管理

   過剰栄養摂取の制限や身体活動の増加等の生活習慣改善で腹腔内脂肪を減少させ、インスリン抵抗性、

   耐糖能異常、動脈硬化惹起性リポたんぱく異常、高血圧などのリスクを軽減することを目標とする。

   メタボリックシンドロームの治療の原則は腹部肥満の改善によるインスリン抵抗性、アディポ

   サイトカイン異常の是正による危険因子の改善にある。食事&運動療法を併せて腹部肥満の

   正常化で血圧・血糖・脂質代謝異常を生活習慣改善及び薬剤で危険因子の管理を計る。

   1 食事療法を中心とする生活習慣改善

   摂取カロリーを25kcal/kg標準体重を目安に、個々の体格や活動性・実現性を考慮して設定する。

   まずは、現体重の5%減を3ヶ月〜6ヶ月間に目標とする、これが得られると他のリスクの改善も期待できる。

   極端なカロリー制限をすると、蛋白質、ミネラル、ビタミンが不足する可能性があり、また

   リバウンドが起きやすいことから、一時的ならともかく継続的治療としては避けるべきである。

   食事療法は継続性が重要である、本人にとって無理は避け納得したうえで行う。

   医師と連携して最適な食事処方箋を作成する事が第一である。

   運動療法は内臓脂肪の軽減を認識して長期間継続できる有酸素運動が中心となる。

   虚血性心疾患を有している場合には、過度な運動で発作を来すこともあるので注意が必要である。

   また、トレッドミルなど運動負荷試験による運動療法前のチェックが必要となる。

   2 降圧薬の選択

   ACE阻害薬、ARB、Ca拮抗薬、a遮断薬がインスリン感受性を改善する

   逆に、降圧利尿薬やβ遮断薬はインスリン抵抗性を低下させ、空腹時および糖負荷時の

   血清インスリン濃度を上昇させる。

 

            ★ずぼらな人でもできる!メタボリックシンドローム回避食の5方針

     方針1.主菜の主材料を魚介類にするか、肉の脂身、調理用の油脂などを徹底してそぎ落とす。

              肉は赤身、魚は白身を基本に!

     方針2.食事で食物繊維を豊富にとって、脂質糖質の吸収を穏やかにする。  

                             各種穀類の食物繊維含量
       

           日本人に最も不足している食物繊維→穀類の食物繊維摂取量が心臓病や糖尿病の発症率に影響することが明白となっています。

              雑穀、納豆、寒天やごぼう、きのこの活用を!

     方針3.主食と主菜各160〜240kcal、副菜やデザート各40〜80kcal程度を目安に取り合わせる。

              1食合計500〜700kcal程度に調節を!

     方針4.ジュースやお酒類は最小限にし、普段は出来るだけ日本茶を飲む。

              糖分摂取猟を下げ、カテキンの活用を!

              *食酢の摂取には降圧作用、血中総コレステロール低下作用、食後血糖上昇抑制作用が期待できます。

        食酢は加熱しても有効な成分は変化しません。5倍以上に薄めるか、調味料として15/日の摂取を! 

     方針5.定期的に血液検査結果をチェックし、体調に合わせて食事の方針を切り替える。

                  基準値と自分の数値の上昇カーブに注意を! 

     ✶新しい分離分析技術の開発により大豆タンパク質を構成する主要タンパク質が3種類からなることが判明。

      それはグリシニン(約40%)、β−コングリシニン(約20%)、脂質を結合しているタンパク質(LP.約40%)です。

      大豆タンパク質のコレステロール低下効果はLPによる、血中中性脂肪と内臓脂肪の量を低減させる作用が

      β−コングリシニンにある。ただし、血中中性脂肪が150mg/㎗以上の人に効果が見られ以下では効果は見られません。

      および、内臓脂肪量100㎠を超える人には減少が見られたが70㎠以下では低減効果は見られませんでした。

      β−コングリシニンは乾燥大豆に約6%含まれる。5g/日を大豆製品で摂ろうとすると、豆腐や豆乳で800g必要です。

      無理ですので不足分はβ−コングリシニン干菓子で補給すれば良いようです。

      肥満だから血中中性脂肪量が高いというわけではありません。

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