長命革命

  どんなに科学が発展しても、それまで知らなかった生命の秘密が解き明かされたとしても、私達が人間として忘れてはならないことがあります。自分の体の主は自分であり、病気を防ぎ、治す

  力は自分の中にしっかり備えられているということです。科学技術が発展すると、その多くは医療に用いられるようになります。新しい治療法や新薬が開発されるたび、近い将来、人類は病気

  の苦悩と恐怖から解放されるのではないかと期待されます。科学と医療の発展は確かに私達の寿命を延ばし、生きる希望を与え、快適な生活ができるようにしてくれました。しかし、人間の

  欲求や不安に任せ、寿命を延ばすことや若さを保つことにばかり注目して、そのために科学技術の発展を利用しようとするならば、この先、どのような医療が待っているのでしょうか。やがて

  遺伝子検査がスタンダードになり、検査結果が悪ければ、臓器の予防切除することが一般的になるかもしれません。拒絶反応が怒らない人工臓器や人工皮膚が開発されていくでしょう。

  そんなふうになった時、それは本当にあなた自身といえるのでしょうか。どんなに最先端の技術を駆使しても、医療は万能にはなりえません。乳癌の予防のために乳房を切除しても、乳癌に

  なる確率は0%にはならないのです。だからこそ、立ち止まって考え、今ある自分の体をよく知り、大事に思うこと。そして、これまで培ってきた力を発揮して、その中で若さを保ち続けて病気に

  ならないよう努力することこそ。これ以上大切なことはあるでしょうか。科学の発展は喜ばしいが、それに依存して、病気を防ぎ、治すことが他力本願になってしまう社会では,、本当に健康的

  な暮らしは成り立ちません。毎日の食事の内容や食事の仕方で、今持っている遺伝子の振る舞いは変えられることを、皆さんに知ってもらうことが目的です。食事という日々のささやかな喜び

  こそが、どんなに科学が発展しても解決できない「病気ならない体」を作リ出す唯一の方法なのです。ところが多くの人は各人の遺伝子によって寿命が左右されると思っています。これまで

  多くの病気は、生活習慣と遺伝的要因が互いに関与しあって発症すると考えられてきました。そして100才以上の長寿者は、病気を起こすリスク遺伝子がないのか、もしくは少ないのだろう

  と推測されてきました。しかし、この考えは間違いだったことが証明されました。寿命を決めていたのは、病気のリスク遺伝子ではなかったのです。私達は、親から受け継いだ遺伝子をそのま

  ま持ち続けるのではなく、食事や環境によって遺伝子の振る舞いを変えられるのです。つまり、遺伝子は自分の意志で操ったり、変えることができ、病気の遺伝子を持っていたとしても、発症

  させないよう変化させる事もできるということです。遺伝子は変化するー。この考え方を「エビジェネテイック」と言います。どんな食事が遺伝子を変化させ、病気にならない体作りに必要なのか。

鈍った頭が蘇る食べ物&食べ方 肌・髪がつやつやと若返る食べ物&食べ方
病気にならない、老けない、食べ物&食べ方 健康的に痩せる食べ物&食べ方
スタミナがつく、長生きできる食べ物&食べ方 「うつ」にならない食べ物&食べ方

                                             

 ◎鈍った頭が蘇る食べ物&食べ方

「時間だから・・・」と言って、食事をしない 愛情のこもった手料理が遺伝子を変える
頭が「美味しそう」と感じた物ほど、食べては駄目 床に落とした物でも、3秒待ってから食べる
「好きだから」と言って、同じ物ばかり食べない 食事の前には手洗いをしない
「おかず」しか食べない人ほど、ボケにくい 地下から湧き出た生の水を
1日1.5㍑飲む
不摂生が限界を超えた時、病気は起る

  ◯「時間だから・・・」と言って、食事をしない      ◆脳細胞をモリモリ元気にす食べ方

  科学が発展すると、新しい技術が医療の現場などで用いられるようになります。「人類の幸福のため」という大義名分が掲げられて行われるわけですが、それと共に、科学の発展は人間の

  欲望をも刺激し、その欲望が達成されないと、大きな不満や不安を生むようにもなります。最も大規模な遺伝子研究の一つである「ヒトゲノム計画」も、そんな側面を持つものの一例でしょう。

  ヒトゲノム計画は、1990年に始まった世界的な大プロジェクトです。人間の持つ遺伝子全てのカタログを作ろうとするもので、当初、研究者は皆張り切ってプロジェクトに乗り出しました。

  その成功によって、生命の秘密を解き明かすことができると、多くの科学者は信じたからです。しかし、苦労して人間の全遺伝子を解読したにもかかわらず、それが人類の幸福を増やしたと

  いうわけではありませんでした。2003年にこの大プロジェクトは終了しています。人間の全遺伝子が分かったからと言って、生命の秘密が明らかになったわけでもなく、ましてや、病気や日々

  の体調不良から解放されることもなかったことを、私達はすでに知っています。むしろ、「近い将来、病気を治す方法が発見だれるだろう」という期待は、それが叶えられなかった時、私達に

  落胆と絶望と不安を抱えさせることになります。また、科学技術の発展によって治療がより複雑に高度化するほど、「副作用」という負の働きも強くなり、患者の苦しみを増加させることにもなる

  でしょう。それでは、私達人間とは、今後も病気におびえながら生きる定めなのでしょうか。最近、先天的には同じ遺伝情報、つまり同じゲノムを持っていたとしても、後天的な環境因子でゲノ

  ム修飾され、個体レベルでの形質が異なってくるという「エビジェネティクス」(後天的遺伝子制御変化)の研究が発達してきています。エビジェネティクスを簡単に言えば、「自分の生きている

  環境を変えれば、遺伝子も変化させられる」ということです。私達は日々、様々な環境で生き、飲み食いをすることで、遺伝子にエビジェネティクな変化を遺伝子に起こしたいならば、貴方の中

  に残る野生性を大事にすることの重要性です。野生性とは、「科学」や「文明社会」の対極にあるように感じるでしょう。しかし、生命の鍵を握る遺伝子とは、人が野生に生きていたはるか昔より

  一つ一つ段階を経て作られてきたものであることを忘れてはいけません。私達の体と脳は、進化の過程で、「成長」か「衰え」かというメッセージを信号として送るシステムを発展させてきました。

  例えば、飽食や何時でも何処でも餌が手に入る生活は、脳に「冬眠に入る時期が来た」と判断させます。すると体は警戒信号を出し、余分な栄養まで脂肪として蓄えます。肉体と脳を停滞モー

  ドに切り替えるのです。それは老化が始まり、病気になりやすくなるモードとも言えるでしょう。これを防ぐためにまず行いたいこと。それは、おなかが「グーツ」となってから食事をすることです。

  野生の動物は、お腹が空いていないのに、餌を穫るようなことはしません。お腹が空くから、食べるのです。「時間がきたから」「美味しそうだから」と食べるのは、野生性を忘れた人だけが行う

  病気に近づく行為です。

  ★チェックポイント:   X 科学の発展こそが、人類を病気から救う    ◯ 病気を遠ざける仕組みは、貴方の野生性の中に眠っている