健康寿命120才説

  塩を摂るほど長生きする

  「タクラマカン砂漠周辺で見つけた5つくらいの長寿郷でもランキングがある。長寿率が高いのは、塩を沢山摂っているホータンという町です。これは西域南路にあり、新疆ウイグル自治区でも

  一番長寿率が高い」つまり、森下博士の長寿郷調査でも塩を摂るほど長生きするという結果が出ているのです。彼等の主食はナンです。それを焼くタンドール(籠)のすぐ隣には、器に入った

  塩水が置かれている。それで、まず粉を練り上げて「ドウ」を作る。それは、野球ボールぐらいに丸い。更に、それを延べ棒で延ばして、薄く円盤状にして、タンドールの内側に貼り付けて焼き

  上げるのです。このナンには、自然塩がたっぷり含まれており、そこから、生命維持に必要なミネラル分を補給するのです。インドでは、40℃超という殺人的な暑さに見舞われることがあります。

  テレビニュースで、普通のインド人が「こういう無茶苦茶に暑い時は、塩をなめなきゃダメだ!」と言っているのを見て、森下先生は感心します。「これは日本よりだいぶ進んでいるなああ」

  「減塩」運動は完全な亡国政策

  日本での暑さ対策は、とにかく「こまめに水分をとりましょう」だけ。「塩をなめろ」なんてことは、誰も一言も言いません。ここが、日本人の後進性です。『塩を度外視したり、軽視したりする民族

  は、必ず滅びていく』と思います。気温が上がってきたら、塩をしっかり舐めて下さい。とても大事なことです。博士はいつもポケットに塩を入れた小さな容器をいれていて、ちょくちょく口の中に

  放りこんでいるそうです。「『減塩、減塩』と叫ぶのは、完全に亡国政策、国を滅ぼす政策です。まあ、日本の官僚がわけも分からず、アメリカの真似して「塩分は1日5gにしろ」なんて言っている。

  そして、医学の勉強をしているアメリカかぶれの医師が『塩は駄目だ』なんて言っているのを聞くと、「ちょっと日本も危ないなあ」と思わざるをえません、森下先生は、「減塩」に対して「適塩」を

  主張しています。つまり、必要な塩は、しっかり摂れ!そして、次の様に明言しています。「塩というのは、色々な意味で大変なパワーを持っている食材です。塩は生命で、だから、神社のお祭

  りやお(はら)い、土俵に塩をまいたりするのもそうでしょう。あれは先人たちが、塩が持っている途方もない生命エネルギーにあやかっているわけなんですね」

  「絹の道」ならぬ「塩の道」

  シルクロードとは、ヨーロッパとアジアを結ぶ道筋をさします。それは砂漠や荒地、山岳地帯を行く難行苦行の交易路です。森下博士ら調査団は、この地を訪れて、それは「絹の路」ならぬ

  「塩の道」出会ったことを知るのです。1984年に初めてこの地区の調査を行った時のことです。「カシュガルからトルファンまで1500kmの道を、何回も行ったよ」と言う120才の長老がおられて

  この方に話を聞きました。その長老は、こう諭したのです。「お前さん方は、わしらが歩いた道を”絹の道”と、呼んでいるようだが、とんでもない。これは”塩の道”なんだ。塩をしっかり舐めて

  歩かないと、歩き通すことができない道なんじゃ」過酷な砂漠の遠距離を歩き抜くには、塩の生命エネルギーが不可欠だと、長老は強調したのです。「幸いにして、タクラマカン砂漠は、昔、

  海底だった。それで、塩がいくらでも噴き出します。40~50℃の太陽熱に灼かれて、水分が吸い上げられ、塩が吹き出すわけです。だから、いくらでもあるその塩を舐めながら、このシルク

  ロードを渡り歩いた、と言う話をしてくれた」”パワー・ソルト”こそは、健康と長寿には不可欠なのです。このことが理解できれば、貴方も百寿者の仲間入りを果たせるでしょう。

  健康のための食事の条件とは?

  それでは、長年に渡る長寿郷調査を元に、森下博士が導き出した「健康長寿の為の食事の条件」を要約して見ましょう。①主食は、未精白穀物とする。玄米、玄麦、アワ、キビ、トウモロコシ、

  豆類などを適当に配合した「雑穀飯」が、人体にとって理想的。 ②副食の中心は、野菜(葉菜・根菜)、野草、海藻類などの植物性食品。そして、これにミネラル食品としての小魚・貝類を

  加える。メザシ、しらす干し、ジャコ、小エビなど、頭から丸ごと食べられるものが良い。 ③間食は、新鮮な果物、ドライ・フルーツ、木の実など。 ④発酵食品として、味噌、醤油、甘酒、納豆、

  漬物などが必要。 ⑤精白食品(白米、白パン、白砂糖)、精製塩(食卓塩)、化学調味料などは、一切摂ってはいけない。自然塩はしっかり摂取する。 ⑥動物性蛋白食品、即ち肉類、牛乳、

  卵などは、血液生理学的にみて不必要である。極力少なくし、0を理想とする。 ⑦加工食品や添加物に注意すること。食品の商品化が進み、人為的な加工の手が加われば加わるほど、生命

  を健全に養う食物としての価値が減少していく。尚、上の条件が守られていれば、適度な酒や煙草は無害に近いとも述べられています。酒や煙草によって弊害がもたらされるのは、体質が

  悪いためであり、白米、白砂糖、肉類などの悪食を不問に付し、酒や煙草に責任を転嫁するのはオカド違いと森下博士は断言しています。