健康寿命120才説

  長寿に不可欠な「正しい塩

  「食塩」とは化学薬品である

  森下博士が「()き割り」粉のナンと共に、長寿に不可欠なものとしてあげるのが塩です。ー長寿郷は「塩」で作られるー「減塩運動などとんでもない」「日本人はもっと『塩』をとるべきだ!」

  こう言うと、大抵の日本人は目をむくでしょう。これには、いさささか注釈が必要です。ここにも、「石臼」と「製粉」と同じ、近代化の矛盾が存在します。博士が推奨するのは、当然「自然塩」です。

  ところが、近代化の過程で「食塩」なるものが開発されてきました。それは、海水などから製造した「自然塩」を、イオン交換膜など装置を使って”精製”し、「不純物」を取り除き、純粋NaCL

  (塩化ナトリウム)にしたものです。つまり、「人口塩」です。▼自然塩:海水を蒸留して得られる海水塩と、それが岩石として堆積した岩塩がある。海水塩とはほぼ同じ配合で、多種多様な

  ミネラル成分を含む。 ▼人口塩(化学塩):海水からイオン交換膜でミネラル除去したり、化学合成した塩化ナトリウム。純粋な化学物質NaCLそのもの。他のミネラル分は一切含まれない。

  GHQに強制された化学塩

  戦後、日本の塩は専売公社が独占的に販売していました。占領軍が販売指示したのが、まさに「化学塩」なのです。それが「食塩」と言われるものの正体です。更に、アメリカの占領政策を

  引き継いで、日本政府は1970年代初頭、海水から塩を作る伝統塩田の禁止を画策しました。しかし、それは消費者、市民の反対運動(日本民族を滅ぼす)で頓挫することになります。

  血潮(塩)は生命のエキス

  精製した「精白塩」は摂ると危険です。純粋な精製塩NaCLと、天然ミネラルを含む自然塩とは、全く毒性が異なります。代替医療で知られる宗像医師は、衝撃の事実を明かします。「化学塩は

  恐ろしい塩です。日本人は、しょぱい物を食べていたから胃癌が多いというが、そうではない。化学塩のせいです。ハーバード大学の実験で、ネズミ10匹に自然塩を多量に食べさせた。ガンガ

  ン食べさせて何ヶ月か経って、4匹だけが高血圧になった。残り6匹は全く正常だった。その量は、人間に換算すると500g!毎日これだけの塩を人間に食わせても自然塩なら問題ないと分か

  った。ところが化学塩だったら、わずか5~7g以上摂ると高血圧になる。その毒性差は、約100倍です。つまり、栄養学者達が「塩の害」と勘違いしたのは、「化学塩」の害だったのです。日本で

  の”塩論争”は、自然塩と化学塩と混同している、全く不毛な議論だったのです。

  ”不純物”の中に、真に大切な物が入っている

  それは、「精白小麦」「精白糖」と、同じ理由です。人類は、純粋物質を取り出す「精製」こそ、”科学の進歩”と勘違いしたのです。しかし、”不純物”としとぇ忌み嫌った物の中に、真に大切な物

  が含まれていたというわけです。貴方は「血潮」という言葉をご存知でしょう。血液と、海水のミネラル組成は、全く同じです。これは、生命が海から生まれたことの証明です。だから、海水の

  エキスである「塩」は生命のエキスなのです。それを証明したのがフランスの生理学者ルネ・カントンです。彼は愛犬の血液を海水と入れ替え、元気に生存することを立証しました。(カントンの犬)

  自然塩を摂ることは、この実験と全く同じです。つまり、体液と同じミネラル組成なので、身体に負荷をかけず、ミネラル補給が可能になります。他方、化学塩はNaCLのみで他の必須ミネラル分

  は含まれない。それが体液中に吸収されると、体液のミネラルバランスが不均衡になります。それを正常化するため、骨などから各種ミネラル分が溶出、動員されます。これは生体にとって

  大きなストレス、つまり、”害作用”となるのです。化学塩で高血圧が加速されるのも、その一つの表れです。精製した化学塩の害は、精製した白砂糖や白米、精白小麦などの害作用と共通

  しています。本来、必要な自然物を”不純物”として除去した近代科学の愚行の結末です。日本の減塩運動は、必要な「自然塩」も、危険な「食塩」も、ごっちゃにしています。あまりに幼稚な

  議論というべきです。ナンは水でこねるだけでなく、その時「塩」を混ぜます。ここで使われる塩は当然、自然塩です。そういう意味でナンの塩がポイントとなるのです。

  減塩しても血圧は下がらない

  塩を摂り過ぎると高血圧になり、減塩すると健康になるというのが現代医学の教えですが、これは大きな間違いです。森下博士は断言します。「減塩しただけで血圧が下がる人は殆どいない

  し、塩分を摂ると血圧が上がるというのも事実ではありません」健康な人間には余分な塩分は排出する調整機能が備わっています。また、高血圧が大問題であるかのように論じるのは、製薬

  会社と医学界による利権システムが降圧剤を売りさばくためのカラクリに過ぎません。実際、森下博士が長寿郷で調査した長寿者は一般に血圧が高めであったと言います。「1976年にグルジ

  アの超長寿者5~6人の血圧を測ったことがあります。当時152才の長老の他、130代後半の”若手”でしたが、血圧の上は340から350ほどでした。彼等は皆、ブドウの蒸留酒・チャチャを飲み

  ながら葉巻を吸うのが日常の習慣でした。それでも病気をせずに長寿なのです。因みに、酒のツマミは、薬草と岩塩などから作られる香辛料のアジーカでした」