健康寿命120才説

  ◯仮性長寿国日本の正体

  日本はお話しにならない”短命国”

  5大長寿郷のうち、中国広西チワン族自治区の巴馬は、NHK「世界一番紀行」で特集され、日本での知名度も高まりました。この地では人口25万人のうち、100才以上の数

  は81人で、人口10万人当りの「百寿率」は30.2人。これはユネスコが設けた「長寿地域」基準の4倍です。また、エクアドルのビルカバンバに至っては、1976年の調査当時、

  全人口の819人中に9人もの百寿者がいたとされます。森下博士が認定した地域が、いかにずば抜けた長寿率を誇るかが分かります。百寿者を比べたら、日本はお話しに

  ならない”短命国”なのです。「文明国では、種々の保護措置をこうじて、乳幼児の死亡率を最小限に食い止める。従って、平均寿命高くなるが、その実態は、ハードルなしの

  温室的乳幼児期をヌクヌクと過ごした脆弱体質の集団にほかならない。健康も長寿も影は薄いのです。日本の百寿者は、世界的レベルからみれば、全く視野の中にも入って

  いない低さです。日本の現状を、博士は”仮性長寿”と呼んでいます。

  ◯百寿者は何を食べ、どんな暮らしをしているか?

  百寿者の記録は徹底精査する

  因みにコーカサス地方での最高峰は、アゼルバイジャン地方に住んでいた168才まで生きていた方です。当然、長寿研究は、」客観的証拠で検証されねばなりません。現地

  で多數の百寿者の話を聞き取り調査した森下博士は、本人の自己申告年齢を、そのまま鵜呑みにしたわけではなく、・教会に登録された「誕生」「洗礼」「記録 ・パスポート

  ・手紙類 ・結婚年齢/子供年齢 ・兵役記録 ・その他 アゼルバイジャンの老人も森下博士が唱える「150才寿命説」を裏付ける実例の一つと言えるでしょう。

  働き好き、人に優しく、前向きに

  現地調査で個々人とのインタービューで職業、結婚年齢、家族構成(子供、孫、曾孫。玄孫)、両親の寿命、好きな食べ物、嗜好物、自分で考える長寿の理由等を質問形式

  このように食べ物や生活習慣、思考法などを本人から直接聞き取っていくのです。これは実際に現地に赴き、本人に面と向かわないと判らない貴重なデータです。

  ◯長寿郷はパワースポットだった

  団員の体調が劇的に高まった

  2016年末で、森下調査団の長寿探査は67回を数えます。長寿郷と言えば、都会からはるか離れた、まさに人跡未踏の地といっても過言でない僻地に存在します。その地に

  辿り着くには、まさに難行苦行。道路は舗装されていないし、ジープで数時間と言った気の遠くなるような旅程を経て、ようやく目指す秘境に辿り着く。同行の若いスタッフが

  ダウンしているのに、一番意気軒昂なだったのが森下博士というから、持って生まれた頑健壮躯があってこそ、67回もの長寿郷踏査もなしえたのです。「実は、世界の長寿

  郷というのは、全て”パワー・スポット”なんですね。どこも例外なく、人間に対して強力なパワーを与えてくれる場所。そうでなけれな、長寿郷になることなどできません」と

  博士は断言。長寿研究への熱意に加え、調査団メンバー自身が、長寿郷のパワーを貰っている感じ?そういう訳で、調査団全員の「内臓機能活性度」等を出発前と帰国時

  に測定して、比較したところ、団員の機能値が確実に大幅アップしていた!長寿郷には一週間ぐらいの滞在だが「脳や諸内臓の働き具合、身体の自然治癒力などの”活性度”

  が確実に高まる。しかも、それは日本に帰国後も下がらず、1年位継続する」と博士は驚きを隠しません。長寿郷に認定した地域はすべて高地でパワー・スポットでもあった。

  人は150才まで生きられる

  博士は1975年、コーカサスから長寿郷踏査を始めた初期を回想します。「この頃は、150才代の長寿者が沢山おられたが、今はイ¥いません。それというのも・・・▼1970年

  代ー150才 ▼1980年代ー140才 ▼1990年代ー130才 ▼2000年代ー120才と言うように、世界最高年齢のレベルが年代と共にだんだん下がってきている事実があります。

  その原因として、博士は「大気汚染など地球環境の悪化」や「現代文明が長寿郷を侵食することでの食生活の変化」などをあげています。その証拠に、文明食が入ってきた

  地域ほど、長寿郷が衰退しています。かって、長寿王国であったフンザ王国は、ハイウエイの完成で交通が便利になり、それまで皆無だった肉食やコーラなども入り込み始め

  百寿者数の凋落が見られた。最高年齢レベルが下がったとは言え、2016年現在、世界の中でこの5大長寿郷がいまなお圧倒的な長命地域であることは間違いありません。

  いずれも「穀物・菜食」

  100才以上生きるには、よほど特別な健康法を実施しているに違いないと、誰でもそう思います。しかし、結論はあっけないもので、「長寿郷では、人種・民族・宗教・生活習慣

  ・の違いを超えて、全く同じ食生活をしている。いずれも『穀物・菜食』です」これは博士の提唱する「自然医学」と一緒で、西洋医学が推奨する「高カロリー」「高タンパク」の食

  事ではなく、「穀物・菜食」の”プラス・パワー”なのです。

  文明食が入ると長寿郷は衰退

  では超長寿者達は、いったい、具体的にどんなものを食べているのでしょうか?一例としてコーカサス地方の長寿者の日々の食事を見てみましょう。▼主食はナンの一種マ

  トナカシュ ▼必ず野菜料理が付く、春先に野草は、健康長寿食として珍重され、市場では肉より高い値段で取引される ▼食用植物の種類は400種を超える ▼長寿者達

  は、野草をふんだんに取り入れた伝統的な菜食を好む ▼発酵食品のマッツオー二を欠かさない ”超長寿食”は、反文明の伝統食なのです。逆に言えば、弁明食を排して

  いけば、長寿を維持できるということを実証していることになります。そして、超長寿者達は、例外なく元気いっぱい仕事に精を出し、陽気に楽しく人生を謳歌していました。

  日本の無表情な要介護老人とは、まさに天地の差です。超長寿の秘訣として「少食」「菜食」「長息」「筋トレ」「セックス」の5つをあげるが長寿郷にはその全てがあったのです。