健康寿命120才説

  ◎世界の長寿郷で教えてくれること     かって人類は150才まで生きた!

長寿学、人はいくつまで生きられる? 百寿者は何を食べ、どんな暮らしをしているか?
長寿の秘訣は、長寿者に聞け 長寿郷はパワースポットだった
仮性長寿国日本の正体

  ◯長寿学、人はいくつまで生きられる?

  人間の限界寿命を探る

、 人間は、果たして何才まで生きられるのだろうか?それを研究するのが長寿学です。それは、老化をどこまで防げるか?と言う学問でもあり、「アンチ・エイジング「抗齢学」

  とも呼ばれます。例えば、米カリフォルニア大学、解剖学教授は110~120才説を唱えます。「体細胞は、無限に増殖を繰り返すのではなく、分裂回数に限界がある。それは

  約50回分裂を繰り返すと、細胞は自ら死んでしまう」この細胞の分裂限界を決定づけるのがテロメア遺伝子で、細胞が自ら死ぬ現象は「アポトーシス」と呼ばれます。細胞は

  無限に増殖しない。これが「ヘイフリック(上記教授)の限界」です。しかし、この実験は試験管内で観察されたもので、生体内で同じことが起る証明にはなりません。多數の

  学者は、限界値50回に前後10回の誤差を考慮しています。ヘイフリックは自己の発見を踏まえて、人間の寿命限界を110~120才とみなしたのです。

  寿命は発育時間の約5倍

  これに対し、フランスの学者・フルーランは、125才説を主張します。「様々な動物寿命を観察すると、寿命は発育時間の約5倍である。人の発育期は25才までなので、寿命は

  この5倍で125才となる」他にも「動物寿命は、発育期の約6倍なので、これを乗じると150才になる」と論じる説もあり、120~150才説で、ほぼまとまっている。中には200才

  限界寿命を主張する者もおり、『よき星の下に生まれたる者、幸せなるかな』という言葉があり、理想的な生活環境で健康の条件が揃えば人間は150歳前後まで生きられる。

  150才超の百寿者もゴロゴロ

  世間の常識に染まった貴方はびっくりするかもしれない。日本のヨガ指導者はインドで152才の行者を取材しており、洋の東西、英国、デンマークでも150才前後の記録が

  ある。日本でも大石内蔵助の娘は144才まで生き、細川家の留守居役は121才まで、三河の万兵衛199才、その妻173才、息子153才、孫105才という超長寿一家もいた。

  当時亨保年間の祝典の際に、江戸表に召され、褒美に預かった。中央アジアのパミール高原の長寿郷には7世代先までの子孫に囲まれた長老もいたという話も残っている

  ◯長寿の秘訣は、長寿者に聞け

  長寿者達は教えてくれる

  では、どうやったら、私達も健康かつ幸福な超長寿者の仲間入りができるのか?「長寿の条件を知る最も確かな方法は、長寿者達の生活を調査・研究することです」。長寿

  研究の動機は明快で、「『長寿である』ことが即ち長寿の条件の証明だからです。逆に、長寿に関する理論は全て、長寿者達の調査によって、検証されねばならない。もし、

  理論と調査の結果が食い違っていたなら、どんなに優れた理論でも、間違っているのだ。幸い、世界には多くの長寿郷があり、多くの百寿者がいるから、調査の対象には事

  欠かない」こうして、1975年のコーカサス三国の調査を皮切りに、世界の長寿郷といわれるパキスタン・フンザ、南米エクアドル・ビルカバンバ・・・それに、中国・新疆ウイグル

  自治区などのはるか秘境に直接、探査に赴いています。

  世界で認められている森下調査

  まず森下調査団が向かったのはコーカサス地方でした。北にはコーカサス山脈をひかえ、西は黒海沿岸から東はカスピ海沿岸に広がる地域で、南はイランおよびトルコに

  接しています。緯度は日本の北海道に相当しているものの、コーカサス山脈が冷たい北風をさえぎり、黒海から暖かい南風が渡ってくるため、比較的温暖です。1975年当時

  東京から空路10時間の飛行機でモスクワに行き、そこで乗り換えて更に2時間グルジア(現・ジョージア)の首都トビリシに降り立ちます。そもそもこのコーカサス地方は長寿

  地帯として有名でしたが、細菌学者のイリヤ・メチニコフが「ヨーグルトの発酵作用が長寿を生み出している」という仮説を提唱したことで一層広く知られるようになりました。

  森下博士は、ジョージアのトビリシを拠点に、現地の長寿学研究所の専門家たちとと意見交換を行いながら、現地での百寿者の調査に着手するのです。100才を超える長寿

  者達にインタビューをしていきます。グルジア・アブハジア両長寿学会員にも推挙されている。又森下調査団は1984年、中国・新疆ウイグル自治区を「第4の長寿郷」と認定し

  たが、その2年後、中国医学会がこの地区を「世界的長寿郷」と追認しています。このように森下博士の調査は世界的にもその価値を認められているのです。

  長寿郷百寿者は日本の30倍

  では、何をもって「長寿郷」とするのか?長寿郷を特徴づける指数の一つに「10万人中の百寿者の人数」があります。1980年代半ばの数値で比較すると、日本の[10万中の

  百寿者の人数」はわずか「1.7人」「これでは、とても世界の長寿国とはいえません。これに対して、新疆ウイグル自治区の百寿者は「50人」に達していたのです。森下博士が

  調査に歴訪した長寿郷は30~50人。だから、日本などは足許にも及びません。「我が国のボケ老人は、2012年で462万人と言われ、65才以上の老人7人に1人の割合であ

  るが、世界の長寿郷の老人は、死の寸前まで元気に野良仕事に従事している。社会の成員として立派に役立っているから、家族や地域社会からも長老として尊敬され、大

  事にされているわけです」つまり、長生きしていればいいというものじゃない。100才を超えた人達も、元気で生き生きと人生を謳歌していること・・・これが長寿郷の条件なの

  です。日本の高齢者の実情はと言えば、寝たきり老人はアメリカの5倍、欧州の8倍という惨状です。寝たきりでいくら長生きしたとしても意味がありません。

  五大長寿郷はここ!




                                        





































  長寿郷の判定基準    百寿率=10万人当たりの百寿者数比

  ▼日本:1.7   ▼コーカサス(ジョージア):39.3   ▼パキスタン(フンザ):27.7   

  ▼中国北西部新疆ウイグル(カシュガル):53.8

  ▼南米エクアドル(ビル化バンバ):900  ▼中国広西チワン族自治区「巴馬(バーマ)」:30.2