健康寿命120才説

  年3万人以上が100才に!「100才以上が、初の65000人超・・・」2016年9月、厚労省の発表です。いわゆる百寿者が、日本全国で6万5700人、46年連続して増加している。

  男女の比率では、女性が87.6%と圧倒的に多い。つまり、100才以上を大別すると、ほぼ女9人に男1人の割合となります。1年間3万人もの人が100才になる。貴方は意外に

  思いますか?「それなら、俺も100までいけるかな?」「じゃ、私も100までいけるかも・・・!」まずは、そう思うことが大切ですね。「想いは叶う」「思考は現実化する」ーこれは

  心理学的に正しい。だから、前向きにポジティブに人生に向かう人は、ネガティブな人より、はるかに寿命は伸びます。但し、100才以上の高齢者が増えているのにはわけ

  があります。2017年、百寿を迎える人は、1917年生まれです。彼らの青少年期は、まさに軍国主義による動乱、戦争の時代でした。1937年、日華事変。39年、第二次大戦、

  41年、真珠湾攻撃から太平洋戦争へと戦火は拡大・・・国民生活は窮乏の極みにありました。そして、敗戦、国敗れて、残ったのは灰燼に帰した焦土のみ。そのあとに続く

  絶糧期については、最早語り尽くされています。とにかく食べる物が何もない。現在約80~100才を迎えられる方々は、このような飢餓を生き抜いた人達なのです。その後、

  栄養学者達は、この世代を指して「育ち盛りに、ロクな栄養も摂らなかったこの世代は、せいぜい50、60ぐらいまでしか生きないだろう」と言っていたが、ところが、あにはから

  んや、良い栄養で育った60代,70代の連中がどんどん死んでいる。飢餓を生き抜いた世代は国を挙げてファステイング(断食)したようなもの。一人ではできず、皆でやったか

  らできた。あの”食べられなかった”時代に感謝しているとのこと。食べない人ほど、長生きする・・・、そんなことがあるのか?初めて聞く人は耳を疑うでしょう。1935年、米コ

  ーネル大学で「マウスの摂取カロリーを60%に制限すると、100%食べたマウスの2倍生きた」と報告しています。その後、同じような実験が数多く行われ、カロリー制限すると

  寿命が1.5~2倍延びることが証明されている。1999年米マサチューセッツ工科大学で長寿遺伝子(サーチュイン)を発見し、カロリー制限と長寿の謎を解明しました。「空腹」

  刺激は、長寿遺伝子スイッチをオンにし、その働きで、体細胞の遺伝子の周囲にバリヤー(保護層)が形成されます。こうして体細胞遺伝子が活性酸素や紫外線、放射線等

  から防御されるメカニズムが立証されたのです。「老化」とは、早く言えば、体細胞の遺伝子が傷つくことで起こります。傷ついたDNAは、”傷ついた細胞”を作ります。これが

  老化細胞です。だから・・・カロリー制限→空腹感→長寿遺伝子オン→バリヤー(保護層)形成→体細胞DNA保護→老化防止・・・というメカニズムが働くのです。常識の反対

  が長寿につながるとは、人体の神秘ですね。長寿に何をすればいいのか?”長寿の謎”の解明のため全世界の長寿郷を探査して、実際に超長寿者に会い、その生活を徹底

  調査する。世界5大長寿郷(1)旧ソ連「コーカサス」(2)パキスタン「フンザ」(3)南米エクアドル「ビルカバンバ」(4)中国北西部「新(きょう)ウイグル」(5)中国広西「巴馬(バーマ)

  これらは100才を超える長寿者の割合が日本の何十倍にも上る地域です。しかも、そこには寝たきりや要介護状態のお年寄りなどいないのです。100才を超えて、田畑を耕

  し、活き活きと人生を謳歌しています。そこでは110才、120才という驚くべき長寿者たちと実際に会って、長生きの秘訣を聞き取りました。この調査からライフスタイルの共通

  項を発見しました。①少食・粗食(大食漢は皆無)②菜食(肉食者はいない)③長息(腹式呼吸でよく笑う)④筋トレ(よく働き、筋肉を使う)⑤セックス(愛情深く、子たくさん)

  これこそが、日本の百寿者にも共通するいわばアンチエイジングのツボだったのです。「120才まで元気に生きる」秘訣はシンプルです、が実行している人は少ないのです。

                                               

世界の長寿郷で教えてくれること 死ぬまでセックス、おおらかな愛に生きる
長寿者は何を食べているか 一生で、食べる量と呼吸の数は決まっている
百寿者に「肉好き」はいない 長寿郷を訪れる理由
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