やってはいけないウオーキング

  ウオーキングは健康にいい。やればやるほどダイエット効果もある。ウオーキングの世界には、そんな間違った常識が根付いています。誰でも手軽

  に始められるだけに、誤解したまま続けて、体を壊すことまであります。貴方はこんな疑問を持ったことはありませんか?「いくら歩数を増やしても、体

  が変わった気がしない」「腕を振る歩き方は、本当に正しいのか」「普段から健康の為に歩いているのに、なぜ病気になったのだろう」ウオーキング

  の効果について悩みや不満を抱えている人は少なくありません。そんな人に今すぐお伝えしたいことがあります。まず「1日1万歩」を目指す。という考

  え方をやめて下さい。歩数は1つの目安になるが、歩数「だけ」を信じて、一喜一憂していては、健康長寿という点では、間違った運動になってしまう

  からです。一生懸命、一万歩以上歩いた日があったかと思えば、「昨日歩いたからいいや」と次の日に 休んでしまう。この無理やばらつきこそが、体

  を痛め、寝たきりを招いてしまうのです。同じ理由で、ジムやマラソンも危険です。これから述べるウオーキングはこれまでの常識からすれば、「非常

  識」な教えかも知れません。なぜ、ここまで確信を持って「非常識」な教えを伝えるのか、それは15年間、65才以上の5000人を対象に生活行動を

  追跡調査したからです。研究中に「運動をして、却って病気になった人」も大勢見ました。仕事で每日1万歩歩いているのに「骨粗鬆症」になる。トラ

  イアスロンが趣味の鉄人が「動脈硬化」になり。犬の散歩が日課の人が「うつ病」になる・・・。「健康に良いウオーキング」と「悪いウオーキング」、

  その違いはどこにあるのか。15年の追跡調査で、導き出されたのです。歩き方の正しい知識さえ身につければ、健康維持は簡単です。体が弱いと

  いう人でも大丈夫。運動能力に関係なく健康になれる方法を紹介します。これまでの間違った常識を改めつつ、病気を遠ざける歩き方の「黄金律」

  を書きます。自分の足で健康長寿をかなえられるように、ぜひ「やってはいけない」ウオーキングを知って下さい。

その「ウオーキング」では病気になる! 簡単で必ず効果が出る!「これ」が正しい歩き方
たったこれだけ!「歩き方」を変えれば人生が変わる 病気が治る!症状別の「歩き方」
健康寿命がグンと延びる!「中強度」のウオーキングとは何か? ズボラでも続く!生活に取り込む「ウオーキング」


  ◎その「ウオーキング」では病気になる! 

運動するほど病気になる ランナーに貧血が多い理由
「每日1万歩」で骨粗鬆症に 筋トレをやってはいけない
「歩くほど」免疫力は低下する 犬の散歩で「うつ病」になる
トライアスロンの鉄人が動脈硬化 これまでの散歩論は捨てなさい

  ◯運動するほど病気になる

  「每日1万歩歩いているから大丈夫です」「毎朝、犬の散歩を日課にしている」「歩くだけじゃ物足りなくて、ランニングも始めました」人はそえれぞれ

  に違いはあるが、何らかの形で「ウオーキング」を生活に取り入れている人はとても多いようです。貴方も、「ウオーキング」という言葉に何らかの

  関心をがあるのだと思います。では、人は、一体何の為に歩いたり、運動したりしているのでしょうか?全ての方に共通している目的が、1つあります。

  それは「健康」のためです。しかし、これまで健康に良いと信じてきた歩き方が、実は「健康を害するもの」であったとしたら、貴方はどう思いますか?

  「誤った認識で行っている「ウオーキング」は健康の効果がないどころか、逆に不健康になってしまう」ということなのです。65歳上の住民5000人に

  モニターとなってもらい、1日の生活行動データを15年にわたって収集・分析し、身体活動と病気予防の関係について調査しました結果、「誰もが

  健康であり続けられる歩き方」が存在することが分かったのです。けれども、「歩き方」はまだ広く知られていません。そのため、「健康の為にちゃん

  と歩いているよ」と自負している人が健康を害してしまっているケースが、数多く見られrのです。

  ◯「每日1万歩」で骨粗鬆症に

  「歩く」という行為に対する誤った認識ー代表的なものが、「每日1万歩を歩けば健康になる」というものです。これは、かって健康スローガンとして

  掲げられた「1日1万歩歩こう」が、世の中に広まったからのようです。しかし、每日1万歩以上歩いていれば誰もが健康かといえば、決してそんな

  ことはありません。逆に「1日1万歩」歩くことで、健康を害してしまうこともあるのです。研究でお会いした老舗旅館の女将さん(当時77才)は、每日

  1万歩以上歩く生活を続けていたにもかかわらず、骨粗鬆症になってしまいました。接客、部屋の掃除、配膳、そしてスタッフの教育など、老舗旅館

  の女将さんの仕事は山ほどあります。女将さんは、朝5時に起きて、夜の9時まで館内を歩き回る每日を送っていました。1日の歩数は、平均1万歩

  以上。同年代の平均で4000~5000歩を、大きく上回る数字です。にもかかわらず、女将さは骨粗鬆症を患ってしまったのです。骨粗鬆症とは、

  骨形成速度よりも骨吸収速度が高いことにより、骨に小さな穴が多発する症状のことです。每日よく歩く人は骨粗鬆症になりにくいと言われています。

  女将さんも骨が弱っているという自覚は全くありませんでした。ところが、ある日、転んだ拍子に脚を骨折してしまったのです。一体何故こんなことに

  なってしまたのでしょうか?原因の1つに、着物を着た旅館の女将さん特有の歩き方が考えられます。歩数が1日1万歩を超えてはいたものの、足を

  上げず、音を立てず、小股で静かに歩く每日。運動による適度な刺激で、骨密度は保たれます。女将さんの歩き方は運動の刺激が弱かった。つまり

  歩き方の「強さ」の観点が抜け落ちていたわけです。もう1つの原因は、館内で過ごす時間が多かったことです。骨というのは、紫外線を適度に浴び

  ることにより丈夫になります。1日中、太陽を浴びずに每日を過ごしていたため、骨が弱くなってしまったのです。では、どうすればよかったのでしょう。

  その答えとなる「正しい歩き方」については、後ほど詳しく述べますが、ここではまず「每日1万歩以上歩いてさえいれば健康を維持できる」という

  誤った認識を、一度捨て去ってほしいのです。