アンチエイジング(抗加齢)とは?   

    

十人十色の老化|寝たきり予防動脈硬化神経の老化防止ホルモンの低下対策 | 丈夫な骨に| 
  リンパ球維持 | 体のサビ酸化を防ぐ食生活 |  ウエルエイジングウエイジングを科学する

                                                      

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     十人十色の老化

加齢という概念は、人間の細胞や臓器が弱ってくる退行性変化と年齢を重ねて考えられているが、中には年を取っても、

臓器は若々しかったり逆の場合もある。年をとって、退行性変化が出てくる理由がわかれば、それを防ぐことができる。

でも、そういう学問は今まで発展しなかった。何故なら、病気になってから治そうという後手の治療をやっていたから。

病気が発見され治すというのが医者のメインの仕事だった。最近それでは遅く、出来るだけ早く見つけ早期に治療する

ことを目指した。そこで、今度は出来るだけ病気にならないようにするのがいい医者ではないか?ということになる。

「加齢による変化を止めて病気を予防し、齢(よわい)を重ねても老人にならない」これがキャッチフレーズである。

大半は40代までに心身に弱点ができ、次第に病気が深刻化するのに対し、100才を超えて元気な”百寿者”は

体全体がバランス良く老化し、弱点が少ない。この弱点をいち早く発見し、バランスを整える究極の予防医学。

フリーラジカル(活性酸素)がいろんな病気の原因でがんや老化の原因でもあることが判明。これを防御することにより

さまざまな病気を予防出来る→予防医学発展へ。 抗酸化作用を持った食品の研究者に多い。

●老化度を計る5つの物差し→筋肉年令、骨年令、血管年令、ホルモン年令、神経年令 +脳年令

●老化の進み方は個人差が大きく、危険因子もさまざま。

★たばこを吸う、紫外線にあたる、ストレスをうけるとか、活性酸素がでるようなことはやめねばなりません。

 特にたばこは1本でビタミンCが血液中から25mg消えると言われています。1日4本吸うだけで成人男性の1日の

 必要量が消えてゆきます。「副流煙」で喫煙者は周りの人の老化まで早めてしまってます。

 抗酸化食品を多くとって活性酸素から身を守らねばなりません。にんじん、ブロッコリー、ピーマンなど色のついた

 野菜に多く抗酸化物質が含まれています。ポリフェノールを多く含む赤ワインは適量だと薬みたいなものです。

★閉経後の女性には女性ホルモンの低下を防ぐビタミンE(ほうれん草やピーナッツ)やイソフラボン(大豆)が効果的。

 男性ホルモンはストレスを解消したり、適度な運動によってその低下を防ぎます。

★筋肉と骨の強化と長寿遺伝子を目覚めさせることが大事。ジャンプ、縄跳び、バスケットやバレーなどの運動、

 また、食事制限は寿命をコントロールする長寿遺伝子が目覚めやすくなるということが判明。最近、ブドウの種子の中

 にあるレスべラトールという抗酸化作用のある物質が長寿遺伝子を目覚めさせることが判明。赤ワインは推奨。

 ●「病は気から」「老化も気から」で精神面が大切なほか、若さを保つホルモンが出やすい生活を心掛け、体を酸化

 させる活性酸素から身を守る。毒素や老廃物を速やかに対外に排出する必要もある。 

                        

 ○アンチエイジング・ドッグ=病気の早期発見が目的の人間ドッグとことなり「筋肉、骨、血管、ホルモン、神経等の

 検査をもとに、危険因子として免疫機能、酸化ストレス、心身ストレス、生活習慣レベル、代謝機能も測り、自分が

 どれだけ若いのか年をとっているのか」客観評価を見る健康診断。

 老化予防のための個人の体に応じた指導が出来、医療費の削減につながると期待される。

 日本の医療費が破綻してきているのは予防に十分目を向けてこなかったから。

 ○地域医療でも始まっており「抗加齢QOL(生活の質)共通問診票」で約60項目にわたる症状や生活習慣をチェック

  し千例以上の診療データと比較して、部位別の年令を推定する。

     寝たきり予防                                   

車の所有で運動不足が筋肉の衰えを進めている。40才を超えると筋肉は年1%ずつ萎縮し、70才を超えた人の

筋肉は、全盛期の7割り以下に減るとされています。放置して寝たきりになると、筋肉萎縮は2日で1%に加速。

筋肉の老化度を測定=握力、筋肉量の推定、抗加齢共通問診票等から「筋年令」を算出。実年令の約7割、

60才の人は「筋年令42才」が目標に筋トレを始めます。

●運動時に筋肉から放出される乳酸などが脳を刺激し、成長ホルモン分泌が増すほか、睡眠が改善し、ストレス

 によるダメージの修復力も向上。「ホルモン年令」と「神経年令」が若返ります。骨や関節が筋肉で保護され、

 転到や骨折のリスクも減る。筋肉が増え、筋肉維持に使うエネルギーが増すと、代謝がよく太りにくい体質に

 改善。脂肪の分泌を促す物質も筋肉から分泌され、肥満予防にも有効です。日常の動作も楽になる。

●年1%の筋肉萎縮を防ぐには、週2日以上の筋トレが必要です。「大腿四頭筋」(太ももの前にあり歩行時に使う)

 は特に衰えやすく、寝たきり予防にはケアが不可欠。

 筋トレには立ったり、座ったりする反復運動を必ず盛り込むように。さらにストレッチや柔軟体操を毎日、ジョギング

 などの有酸素運動を週4日やれば理想的。

 筋トレは早く始めるほど効果的ですが、筋年令の”高齢者”も悲観することはありません。努力すれば効果は出ます。

     動脈硬化

日本人の3大死因の脳卒中と心臓病はどちらも動脈硬化が主な原因。動脈硬化は血管の老化現象。

30代で血管の老化が始まる人も多く、油断は禁物。当初は自覚症状が少ないので自分の「血管年令」

を把握し血管を若く保つがのが大切です。「動脈硬化測定装置」という簡単で安価な商品がある。

動脈硬化に拍車を掛ける危険因子を早期に見つけ治療へ。危険因子の代表格は喫煙、高血圧、

糖尿病、高脂血漿等でストレスや肥満、特に内臓肥満の蓄積は大敵です。

複数の危険因子が重なると危険度が急上昇するので1日20本以上のタバコ、脂っこい食事が

好きな人は要警戒。若々しい血管を保つ為、危険因子を1つずつ減らしましょう。

▲配偶者有無別の心臓病&脳血管疾患による死亡率の差異(00年)

  有配偶者(人) 離婚者(人) 未婚者(人) 死別者(人)
男性/10万人 174 478 448 297
女性(同上) 93 178 235 163

結論:パートナーの存在が精神面の支えや栄養バランスの良い食事、規則正しい生活→長寿

▲都道府県別死亡率

  男性(人) 女性(人)   男性(人) 女性(人)
心疾患/10万人 青森 103.6 愛媛 56.3 脳血管疾患/10万人 青森 90.3 岩手 50.2
愛媛 100.9 埼玉 53.8 岩手 85.6 青森 49.6
岩手 97.4 徳島 53.3 秋田 83.6 栃木 48.1

▲月別1日平均死亡者数(心臓病&脳疾患合わせて)

  1月 2月 12月   9月 8月 6月
多い順(人) 992.3 962.8 913.1 少ない順(人) 650.5 656.4 664.6

結論:死亡者は冬場に多く夏場に少ない。この両疾患は血圧が関係している。室温と外気温の

   寒暖の差が激しい冬場は血管の収縮が激しくなり、血圧が上がる。死因1位のがんは月ごとの変動殆どなし。 

  神経の老化防止

体の不調が増え、生活に張りがない、寝付きが悪く、すぐにイライラする。ストレスに弱く、回復

が遅い。精神や神経の老化はこんな形で表れる。

●初老期にストレス過多になると抑うつや認知障害を経て、重い認知症になりかねません。

 認知症は治療が難しく「神経年令」をチェックして予防するのが大切です。

 神経年令の算定には抗加齢QOL共通問診票に加え脳機能検査の実施で神経年齢が実年令の

 7割以下なら合格。老化防止に大切なのは生きる目標です。「百歳まで生きるぞ」

 「絶対ボケないぞ」と具体的に設定するのがポイント。

●農業など体を使う職業の人は60才を超えても隠居せず、出来る範囲で続けると生き甲斐を保てる。

 全身運動と細かい手作業を組み合わせ、本を読んだり楽器を演奏し、五感を刺激しましょう。

●日常生活の適度なストレスも脳を活性化し認知症予防に有効、ただストレスの蓄積は考え物。

 十分な睡眠と休養で回復に努めましょう。睡眠は疲労回復に不可欠。就寝前にぬるめの湯に

 入ると、神経が鎮まり寝付きが良くなります。

●高齢期の不眠は「メラトニン」と呼ぶホルモンの分泌不足が主な原因です。起床時に明かるい光を

 浴び、長い昼寝を避けるなど、メラトニンが出やすい生活を心掛けましょう。

●喜怒哀楽が豊かで想像力にあふれている、そんな状態が理想的です。

 感情が極端に表れたり、怒りや悲しみを我慢しすぎるのは問題です。

●百歳を超えて元気な「百寿者」の特徴は、前向きな思考だそうです。

 明るいムードメーカーは世話好きが多い、周囲も前向きにさせる。  

   ホルモン低下対策

加齢と共に若さと健康に大切なホルモンの分泌も滞ってきます。子供の骨格や内臓発育に不可欠な

成長ホルモンは大人の精神神経系の活動、蛋白質や脂質の代謝、免疫の維持にも貢献しています。

これが不足すると太りやすくなり、筋肉量や骨密度が落ちるので、気力や性欲、免疫力や記憶力も

衰え、QOL(生活の質)が全般的に落ちる。

●分泌低下を抑えるには適度な運動や良質な睡眠が有効、蛋白質やアミノ酸を80g/日を目標に摂取

 し、積極的に体を動かしましょう。ストレス解消にも繋がります。

●中年以降に寝付きが悪くなり、眠りが浅くなる人の多くはメラトニンの分泌低下が原因です。

 老化を加速する体の酸化を防ぎ、免疫力を強める働きもあります。

▲対策の基本は起床時に朝の明るい光を浴び、適度に運動し、長い昼寝を避け、夜はカフェ入りの

 飲料は避け、飲酒も控えめに。就寝の2時間前には食事を終え、リラックスして暗い部屋で

 眠れば体内リズムが整い、メラトニンの分泌も順調に進むでしょう。

●50種類以上のホルモンの原料であるDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)の働きは脂肪の燃焼や

 筋肉量の維持、ミネラルのバランス調整、免疫量やストレスへの抵抗力の維持・向上に役立ってる。

 これの分泌を促すポイントは冒険心や胸のトキメキを忘れず、人間関係を楽しむこと、気を若く

 保てばホルモン分泌も活発になります。ただ高脂肪の食事にはご用心。副腎に過酸化脂質が貯まる

 と、ホルモン生成に関係する細胞がダメージを受ける。

●ホルモン年令の算出は血液中のホルモン濃度を調べて蓄積データと比べ、QOL問診票と突き合わせる。

   ◆丈夫な骨に                                        top

「骨祖しょう症」発症には、体質よりも環境の影響が大きいようです。これは大腿骨や腰椎の骨折を

 併発し、多くの「寝たきり老人」を生んでいます。

    ●カルシウム摂取は十分か?         ●運動不足や酒の飲み過ぎはないか?

    ●糖尿病やステロイド剤の使用や、飲料水に含まれるCa、Mgの量も影響するようです。

骨密度の定期検査で骨の強度低下を早期発見し、微弱なX線を使った精密機器で骨密度を測定し、

年齢別の平均値と比べることで分かるのが「骨年令」です。

実年令より3割ほど若い人の平均値が目標になりますが、それには食生活など生活習慣の改善が

必要です。     注:Ca=カルシウム  Mg=マグネシウム

▼先ずは食事:骨の主成分であるカルシウムだけでなくカルシウムの吸収を助けるビタミンD、

 骨の形成にかかわるビタミンK、良質な蛋白質などをバランスよく摂取するのがコツ。

 カルシウムは乳製品に、ビタミンDはサバやイワシに、ビタミンKは納豆に多く含まれます。

 強い骨作りには穀類や豆類でMgも確保、時々はアサリなどの貝類も食べればマンガンや亜鉛も

 補給できます。添加物や塩分が多いインスタント食品、過激なダイエットは避けましょう。

▼運動:ウオーキングやジョギングなどが不可欠。骨に適度な体質負荷がかかる「圧迫刺激」が

 骨を作る細胞を活性化するするからで、刺激が少ない寝たきり状態では、加速度的に骨が

 脆くなっていきます。

◎つまり栄養と運動は車の両輪のようなもので食事と健康食品だけでは不十分ということです。

    ◆リンパ球維持

人の免疫力を担うリンパ球は骨の中の骨髄で生まれます。

●中でも「Bリンパ球」には細菌などの異物を排除する「抗体」を作る重要な働きがあるが、

 骨髄の細胞は加齢と共に密度が落ち、リンパ球の生産量も減ってしまいます。

●特殊な免疫機能を備えた「Tリンパ球」が作られる胸腺も老化に影響されます。リンパ球に

 自己と異物を区別させる役割もある重要な器官ですが、発達のピークは思春期と早く、40代後半

 には脂肪の塊になります。

 胸腺が衰える中高年期には、リンパ球が正常な細胞を異物と間違えて攻撃するようになり、

 免疫機構の”誤作動”が「慢性関節リウマチ」などの原因となります。

●健康長寿には、異物が侵入しやすい腸の免疫力も重要です。ビフィズス菌などの「善玉菌」が

 減り、ウエルシュ菌などの「悪玉菌」が増えると、便秘を誘発して毒素が増殖する。

 腸がダメージを受けるほか、発ガン物資が免疫の監視を逃れて増殖したり、生活習慣病に

 繋がる動脈硬化が進んでしまいます。

 免疫力はQOLに直結する為、抗加齢医学では老化の危険因子の1つと考えています。

 評価法には100点満点で80点以上の維持が目標、風邪に弱い人は70点未満もあるので、弱点を

 補う対策が必要です。

▲規則正しい生活を心掛けホルモン年令を若く保つ事が大切です。

 メラトニンなど免疫力を強める働きがあるホルモンは、加齢による分泌低下を食い止めねば

 なりません。適度な運動や胸のトキメキを忘れず、脂肪やカフェイン、アルコールは控えめに。

 腸の毒素を押し流す食物繊維も野菜や穀類などで十分に摂取しましょう。目安は最低25g/日

▲一方、ストレスに反応して分泌されるホルモンの「コルチゾル」には、リンパ球を減らす作用が

 あり、過労気味でストレス過多の人は十分な休息と睡眠をとりましょう。

 「笑いがリンパ球を活性化させる」という報告があり明るく楽しい”ご機嫌ライフ”が免疫力をアップさせます。 

     ◆体のサビ

人は酸素を吸い細胞のミトコンドリアでエネルギーを得て生きています。その過程で発生するのが

{フリーラジカル」。よく聞く「活性酸素」は他の固体に極めて攻撃的になった酸素のことです。

●適量のフリーラジカルは殺菌作用があり有益ですが、多過ぎると鉄が錆びるように体を錆びさせて

 しまいます。抗加齢医学ではこの脅威を「酸化ストレス」と呼び老化を進める最大の危険因子と

 考えている。

●フリーラジカルの発生源は精神的ストレスや飲酒、喫煙、食品添加物、農薬、排ガスなど様々。

 そのものから放出されたり肝臓で代謝される際に発生し、放射線や紫外線からも出ます。

 日焼けは健康的イメージがあるが、屋外で働く人は対策が必要です。

○これに対し、人には「抗酸化力」と呼ぶ防御の仕組みがある。一部の酵素や補酵素

 {コエンザイムQ10」も抗酸化力を高める抗酸化物質。

◇フリーラジカルの発生量と抗酸化力のバランスが良いほど健康と言うわけです。

   ▲サプリメントより運動や食事重視を!

●酸化ストレスの程度は、酸化で傷ついた遺伝子などを調べて判定できます。

 愛煙家や酒豪、極端にやせた人、糖尿病の人は抗酸化力が不足しがちです。

 先ずフリーラジカルの発生源から逃げるのが大事なことです。

 禁煙など地道な努力に加え、ストレス管理にも気を使いましょう。

 適度の有酸素運動も有効です。「運動がフリーラジカルを増やす」との心配は無用。

 軽いジョギングで発生するのは微量で逆に体内の抗酸化酵素を刺激し、抗酸化力が数日に

 わたり高まります。マラソンなど激しい運動は別で大量のフリーラジカルが発生する。

●抗酸化物質を代表するビタミンA、C、Eは緑黄色野菜、海藻、果物で補給しましょう。

 イワシなどのCoQ10、赤ワインのポリフェノール、緑茶のカテキンなども話題ですが、

 サプリメント頼みは考えもの。基本は食事です。        

                                                                       

 

❃健やかに生きていく為のウエルエイジングとは?

 ✦アンチエイジングが40才以上の人に対する体の変化をチェックして異常・疾病の早期発見・早期治療を目的とする医療行為

 ✦ウエルエイジングは60才以上の人の未病を見出す医療行為

   筋年齢、骨年齢、生活年齢、自律神経年齢、脳年齢、心年齢等をチェックし認知症の初期症状を見つけることを目的とし早期処置で加年寿命を伸ばす。

   総合的に血圧、骨粗鬆症、糖分、心拍等の身体的状況や、また家族環境、経済環境、ライフスタイル等の社会的環境、あらゆる項目をチェックし診断する。