健康常識100のウソ

  ◎「日常生活の常識」15のウソ

早朝のジョギングは体に良い ストレッチは体を柔らかくする 毎日シャワーで済ませても問題ない
健康のためには運動が良い 快眠・快食・快便が健康だ 無気力・無関心は心の問題
痩せているほうが長寿である 紫外線は百害あって一利なし 花粉症は早めに病院へ
1つの食品を食べるダイエットは効果的 健康は禁酒・禁煙・減塩から 気功は人間を元気にする
筋肉体操にはダンベル体操 睡眠は7〜8時間がいい 居眠りは寝不足が原因だ

  56.早朝のジョギングは体に良い

  一時或いは今も続くジョギングブームには驚かされます。多くの人は」「ダイエット」や健康」のために、走っているのだろう。もしジョギングに励んでいる人に向かって、

  「そんなことは体に悪いからお止めなさい」と忠告したら、どんな顔をされるだろう。皆「スポーツは健康に良い」と疑いもせずに思っているのだ。彼らはジョギングの

  教祖と言われたジェィムス・フィックスというアメリカ人が52才と言う若さで急死したことを知っているのだろうか。ジョギング中に心筋梗塞を起こして亡くなったのだ。

  ジョガー達はこの事実をどう受け止められるだろう。健康に良いと信じてジョギングをしている人は、この事実を真剣に受け止めるべきだ。運が悪かったわけではない。

  運動中の突然死を種目別に見るとジョギングが1位になっている。この調査を見て「たまたま体調の悪い人達が死んでしまったのだろう。自分には関係ない」と見逃す

  勇気はあるだろうか。ジョギングに代表される過度の運動は、体に害を与えることはあっても、健康を増進させたりはしないのだ。突然死の2位はゴルフだ。こちらは

  健康のために、とプレイしているというよりは、日頃のストレス発散のためにのんびりとプレイしているのだろうから、この調査に驚く人も多いだろう。ジョギングとゴルフ

  2つに共通しているのは、早朝からプレイをすることだ。早朝起きたばかりの体は、肺や心臓の働きが弱い。ジョギングやゴルフだけでなく、早朝起きたての時に心筋梗塞

  や脳卒中が多いのもそのためだ。そんな中、心臓や肺に負担をかけるジョギングをすればどうなるか、言わずもがなであろう。それでも、ジョギングをしたいなら数分で

  休むべきだ。数分も走れば息は荒くなる。運動とは呼べない程度の運動だが、息が荒くなったら迷わずに休んだほうが良い。「健康のため」と始めたスポーツで命を

  落としたのでは元も子もない。

  57.健康のためには運動が良い

  さて、スポーツで健康を損ねるのは、残念ながら早朝に限ったことでは無い。早朝の運動は、特に突然死という予期せぬ結果につながりやすいというだけで、別の

  時間帯の激しい運動も非常に体に悪い。スポーツが体に悪い?健康になるためにやっているのに、と首をかしげている人も多そうだが、スポーツをすると、大量の

  活性酸素を体内に発生させる。運動量が大きいほど、体には沢山の酸素が必要になる。どんな人でも、全力で走った後に息が荒くなった経験があるだろう。

  それだけ大量の酸素を吸っているわけだ。体内で消費された酸素は一定の割合で活性酸素を生み出している。酸素の消費量が多ければそれに比例して活性酸素の

  発生量も増加してしまうのだ。活性酸素はあらゆる病気や老化の原因になる悪者だ。そんな悪党を大量発生させるスポーツが体に良いとお思いだろうか?ここまで

  学んできた人にはそんなことを思わないだろう。「スポーツをすると汗をかいて気持ちがいい」という人もいるが、それもいかがなものか。発汗と活性酸素の因果関係は

  ないが、体温が上昇すると活性酸素の発生率が高まることは事実だ。汗は体温を下げるために出ているのだから、汗が出始めたら「活性酸素が増えているな」と

  考えるほうが良い。また、ストレスが多いという点でも、スポーツは体に悪い。特に競い合うスポーツではストレスが溜まる。ジョギングなど健康のためにしている

  スポーツの場合、「ストレス解消のため」という人も多いが、それは大間違い。確かにジョギングなどしているとだんだん気分が良くなってくることがある。お馴染みの
  
  ランナーズ・ハイと呼ばれる現象だ。その時、体の中で何が起こっているのかを知れば、「気持ちがいい」と言ってはいられない。ランナーズ・ハイになった時、脳の中で

  βエンドルフィンという物質が発生している。これは一種のモルヒネのような物質だが、これが人間の気分をハイにさせているに過ぎない。このβエンドルフィンが

  発生するのは体がストレスを感じている時なのだ。つまり、走っていて気分がよくなっている時こそ、強いストレスに晒されている時と考えていい。ストレスが癌細胞の

  大敵であるNK細胞を減らし、老化や病気の元凶・活性酸素の大好物だということはすでに述べた。ハードなトレーニングによって適度のストレスを受け続けることは

  、体にいいことではない。但し、運動もあく一辺倒ではなく、ジョギングやエアロビクスのような有酸素運動には、細胞内のミトコンドリアの数を増やす効果がある。

  中年以降の人はミトコンドリアの数が減少しているので、意識的に有酸素運動をしたほうが良い。但し、短時間という条件付である。運動はあくまで軽く、息使いが

  荒くなったら休み、楽しみながら続ければ、健康フォローになる。