ウソだらけの医学常識

  ◎「健康常識」も嘘だらけ

貴方の健康常識は危険が一杯 「スポーツで体が若返る」の嘘

  ●貴方の健康常識は危険が一杯

「動物性脂肪は体に悪い」の嘘 生卵には要注意
常識の逆ー肉を食べない人は脳卒中になりやすい 蛋白質の補給は昼よりも夜
動物性脂肪より植物性のほうが問題 無農薬野菜には発癌性の危険あり
「体にいい」「体にやさしい」は疑った方が良い 有機野菜は寄生虫の温床
「栄養のバランスが大切」と言う嘘 玄米食は貧血を促す
「1日30食品目を食べよう」の嘘 砂糖を摂れば頭の回転がよくなる
ビタミンの必要量も、かなりの個体差がある 何故、砂糖罪悪論が広まったのか
まず、自分の肉体の弱点を知ること 果たして浄水器は健康の味方か
マーガリンとショートニングは”健康の大敵” アルカリイオン水程愚かな飲み物はない
「バターやラードは体に悪い」の嘘 お酒を「百薬の長」にする上手な飲み方 
「卵はコレステロールの元」と言う嘘

    ▲「動物性脂肪は体に悪い」の嘘 

  健康問題を採り上げたテレビ番組で医者が話しているのを聞いていると、「ちょっと待てよ」と首をかしげたくなることが多い。先日も、ある医者が「霜降り肉の牛肉が

  美味しいのは、脂身が不飽和脂肪酸だからではないでしょうか」と言うのだ。これは明らかに、飽和脂肪酸の誤り。不飽和脂肪酸と言うのは液状だから、霜降りの脂の

  様に固まることはない。医者がテレビで話していれば、大概の人は信じてしまう。さらに、沖縄の食生活に話が及び、沖縄は世界1の平均寿命を誇る日本の中でも、

  最も寿命の長い地域である。その長寿の理由を「沖縄の人は、豚肉を良く煮て食べる、これは、肉から脂肪を抜く為に、体に悪い脂肪を溶かして食べているので、沖縄

  の人は脳卒中になりにくい・・・。これは、見当違いである。昔から、「並みの馬鹿なら怖くはないが、なまじ学問のある馬鹿ほど怖いものはない」と言われるが、近年の

  医者にはこの(たぐい)の人種が増えたのは、困りものである。活性酸素を撃退する為には、できるだけ酸化しにくい脂肪を摂取する必要がある。そういう意味で、

  豚肉や牛肉の脂肪やオリーブオイルは望ましい脂質なのである。また、豚肉には飽和脂肪酸の他に、オレイン酸と言う不飽和脂肪酸がある。これはオリーブオイルに

  多いことから、この名がつけられた。オレイン酸は血中コレステロールの「悪玉」を減らし、「善玉」はそのままにしておくと言う素晴らしい働きをする。そんな「体にいい

  脂肪」をわざわざ溶かして食べていたら、寿命が縮まる事こそすれ、決して長寿などにならない。確かに、沖縄の人が長寿なのは、豚肉を食べることと関係がある。

  だが、それは、脂肪を抜いて食べるからではない。逆に、豚肉を沢山食べることによって良い脂肪を摂っているから、長寿でいられるのである。豚肉の脂肪を抜いた

  ほうが長生きするのであれば、豚肉そのものを余り食べない地域のほうが長寿になるはずではないか。こんな馬鹿げた勘違いをするのは、「沖縄の人は豚肉を良く

  食べる」と言う事実と、「動物性の脂肪は体に悪い」という誤った先入観を、無理やりくっつけて整合性を持たせようとするからである。豚肉が長寿をもたらしていると

  言う事実があるなら、動物性脂肪に対する先入観をこそ、まず疑って見るべきなのである。

  ▲常識の逆―肉を食べない人は脳卒中になりやすい

  これまで、動物性脂肪はコレステロールを増やし、脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化などの原因になると思われてきた。これが真実なら、豚肉や牛肉は平均寿命を縮める

  最大の要因になる。日本人の死因のうち、心筋梗塞は2位、脳卒中は3位になっているからである。但し、この順位は逆に考えた方が良い。死亡診断書には医者が

  「心不全」と記入することが多い。遺伝性の病名とか難病であることを遺族が隠したがる為でもある。実質的には心筋梗塞より脳卒中のほうが多いと言われている。

  つまり、脳卒中が減れば、ますます日本人の平均寿命は延びることになる。ところが1970年以降のデータを見ると、日本では脳卒中が減少していることが分かる。

                    主要死因別死亡率の推移(人)(人口10万対)                                食品別摂取量の推移(g)(1人1日当たり平均摂取量)


  

 

 

 

 

 

 

 

 

  今でも相対的には多いが、昔と比較するとはるかに少なくなっている。そして脳卒中が減り始めた時期は、日本人の食生活が欧米化して、牛乳、バター、肉類等の

  消費量が増える時期と一致している。その現実を踏まえて考えれば、むしろ動物性脂肪には脳卒中を防ぐ効果があるのではないかと言う仮説を立てることができる。

  だとすれば、日本人に脳卒中が多いのは、まだまだ動物性脂肪の摂取量が不足しているからだと言うことになる。実はこの仮説が正しいことは、ハワイの日系人

  8000人を対象にした研究によって明らかになった。ハワイの日系2世や3世は、遺伝的には日本人と共通点が多い。だが、食生活はアメリカナイズされている。そこで、

  日本で成人病が増えたのは欧米の食生活が普及したためだ、と言う説の真意を検証する為に、彼らの食生活と病気の関係を調査したわけである。この調査の結果、

  動物性脂肪の摂取量が少ないほど脳卒中になる危険性が高いことは分かった、従来の「常識」とは、全くの逆の結論が出たのである。