1.高血圧症、高脂血症、糖尿病いずれかの生活習慣病を持つ人は不眠の割合が高い。

 

   

★不眠はうつとも深い関係があり不眠の経験を持つ人ほど仰うつ状態が高い。

患者と医師の双方で生活習慣病と不眠の相関の認識が薄い

     2. 睡眠不足が翌日の血圧や心拍数に悪影響を与える。

     高血圧症の30〜50%が不眠、又不眠が高血圧の発症を高める。

              睡眠は心臓病との関連もあり、9時間以上或いは5時間未満は狭心症、心筋梗塞等を招く。

     生活習慣病の重症型で睡眠時無呼吸症候群とは、虚血性心疾患の危険因子を合併した

     病気でメタポリック症候群とも呼ばれ1時間に10秒以上の呼吸停止が30回以上見られる。

     患者が80%に肥満、65%に耐糖能異常、60%に高トリグリセラロイド血症、50%に高血圧症

     のそれぞれの病態で起こっている。これらを死の四重奏と呼ぶ。

   3.糖尿病患者の約38%が健康人に比べ2倍以上の入眠困難や中途覚醒、早朝覚醒などの

     不眠症が判明、これは高血糖に伴う喉の渇き・夜間頻尿や生体内反応、糖尿病神経障害

     による疼痛やしびれなどが原因。糖尿病の憎悪が不眠やうつを引き起こし、うつの発症が

     不眠を、さらにその不眠が糖尿病を憎悪させるといった悪循環が生じる。

     糖尿病の予防・治療には食事療法や運動療法に加えて不眠治療が重要である。

   4.うつ病患者の9割に不眠が見られ、不眠で病院を訪れる方の半数はうつ病の患者です。

     不眠はうつ病の発症に先行して生じることが多く、持続する不眠はうつ病の危険因子です。

     うつ病の不眠と「不眠症」(神経症)とは異なり後者は実際には眠れているのに眠れていないと感じ、

     又体のどこも悪くないのに自分で悪いと思っていて何時もグジュグジュ言っている、食欲はないと言うが

     間食等で顔色も悪くなく体重の減少はない。入眠障害(寝つきが悪い)や中途覚醒がよく見られ、

     カウンセリングが治療法で薬は二の次。

     前者は自己評価と一致する、寝つきは良いが途中目覚めや早朝覚醒が多い、睡眠量は少ない。

     うつ病→不眠、食欲低下、頭痛、耳鳴り、肩こり、便秘、下痢、冷え、ほてり、寝汗、疲労感、

     全身倦怠、性欲低下、陰萎など何でもありの病気です。気分の落差が大きく自殺の危険もある。

     食欲がなく体重の減少が著しい。医者で検査の結果何ともないと言われたら要注意です。

     不眠やうつ病はストレスと関係が深く、ストレスによって分泌が調節される副腎皮質ホルモン

     系がストレスー不眠ーうつ病の悪循環を形成すると考えられています。

   5.私達日本人が眠れないとき、どのような対処をしているのでしょう?

     アルコールが最も多いが睡眠薬は非常に少なく病院に行くのはもっと少ない。

     最近の睡眠薬は依存性や耐性は殆どなく睡眠の改善だけでなく、ストレスに対する副腎皮質

     ホルモン系の反応を抑制もし医師の指示を守れば安心して使用できます。 

 

   注:認知症(痴呆)=知能が極端に低下する、初期には幻覚症状が現れ、妄想、徘徊

          自殺もある→更に進むと物忘れが激しくなりおとなしくなる。

         ●アルツハイマー・・・・・原因がわからない

         ●脳血管性障害・・・・・高血圧、動脈硬化、脳出血などが原因

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