(続)間違っていた健康常識

  ●牛乳は身体にいい?

  このテーマは大人どころか子供に訊いても、文句なく○と答えるでしょう。特に日本人は、牛乳好きが多いようです。それは世界的にも有名な話で、むしろ今は欧米人

  のほうが牛乳を避ける傾向にあります。結論から先に言うと、迷わず×でしょう。こう言うと、根強い牛乳ファンから怒られそうですが、絶対飲むなとまでは言いません。

  しかし、積極的に飲まなければいけない理由も、見当たりません。但し、どうしても牛乳が大好きで飲みたければ、少し位は嗜好品としてどうぞ、ということになるでしょう。

  ただし肉の場合と同じく、牛乳が嫌いな子供に無理やり飲ませる必要は全くないと思います。つまり、身体の為に、どうしても牛乳を飲まなければいけない」という代物で

  はないということです。

  ▲牛の飲み物を人が飲んでいいの?

  人は人、牛は牛です。「子牛の為の飲み物である牛乳は、きっと人にとっては不自然な飲み物だ!」と子供の頃思って給食の牛乳を避けていた人もいるはずです。

  ▲癌との関連性が疑われている

  思い込みか屁理屈だ!とおっしゃる方も、いるかもしれません。唯最近は、牛乳も色々なことが解明され、まんざら屁理屈でもなさそうです。牛乳は、子牛を急速に

  成長させなくてはいけないので、大量のインスリン様成長因子と言うホルモンを含んでいる、ということが明らかになってきたのです。これは非常に悪いことで、この物質

  は、細胞の分裂や増殖を猛烈に促進するからなのです。私達の身体の中では、1日に数千個の癌細胞が発生していているが自己免疫力が働き、これらを抑えている

  のですが、この成長因子が大量になれば、癌発生を促す可能性が大きくなると考えられます。例えば、乳腺細胞を例に挙げると、乳腺細胞は思春期に一気に増えます。

  そんな時期に牛乳を沢山飲むと、どうなるでしょうか。恐らく、乳癌が発生する確率を高めるのではと、容易に想像できますし、現にそうではないかと推測されています。

  実際に、牛乳の摂取の急激な量の増加は、乳癌や前立腺癌の増加と見事に符合し、牛乳がこれらの癌の増加と関連性があると疑われているのが現状なのです。

  もちろん牛乳を飲むと、必ず乳癌に成ると言うことではないが、それはタバコを吸うと必ず肺癌になるわけではないのと同じ理屈になります。しかし、タバコを吸えば吸う程、

  明らかに肺癌となる確率は高まることは間違いありません。つまり、牛乳を飲めば飲むほど、乳癌や前立腺癌になる確率は高まると言うことになります。

  ▲牛乳信仰に拍車をかけている誤解

  結局、最終的には自分で判断することなのです。これがセルフメディケーションというものかもしれません。つまり、自分の頭を働かさなくてはいけないということになり、

  子供には無理なので親に賢くなってもらわねばなりません。牛乳を薦めてきた世界的な博士も、最近では「2歳以上の子供に牛乳は飲ませるな」と言っているそうです。

  動物実験でも、市販の牛乳が乳癌の発生率を促進していることが明らかになっています。また、牛乳がアトピーやアレルギーの多くの原因になっていることはよく知られ

  ています。しかし、カルシウム補給、骨粗鬆症のの予防には、牛乳は格好の食材では、と反論する人もいると思うが、これは全くの誤解です。何故なら、牛乳の摂取量

  の多い北欧諸国のほうが、圧倒的に骨租鬆症が多いのです。ついでに心筋梗塞も多い。まさに牛乳は踏んだり蹴ったりなのです。カルシウムそのものは、野菜から

  でも充分に摂ることができます。骨粗鬆症の予防には、カルシウムうんぬんよりも、運動と太陽の光なのです。優先順位の付け間違いが、牛乳信仰に拍車を掛けて

  いるように思います。

  ▲給食に牛乳は見直すべき

  以上の見解から、“給食に牛乳”はそろそろ見直すべきだと思います。身体にさほどいいわけでもないと承知しながら飲む分には、それは個人の嗜好の問題なので、

  他人がとやかく言うことでもありません。しかし、国の命令で“給食に牛乳”は、もはや過去を引きずっていると言うべきでしょう。無辜(むこ)の子供には迷惑は話です。