物忘れを90%防ぐ法

    ◎あなたにも簡単にできる「脳内ネットワーク」トレーニング

今日からできる「脳内ネットワーク」の鍛え方 「7つに分類して考える」を習慣にしてください
パソコンも、勉強も「覚えようとしない人」が覚えられない 右脳鍛錬法―「文字」ではなく「映像・イメージ」で考える
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ちょっとした「意味ずけ」「繰り返し」が記憶を強化する 「物忘れしない脳」は心が作る!
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  ●今日からできる「脳内ネットワーク」の鍛え方

    患者の中には“年と共に衰えていく記憶力”を嘆く人が少なくないが、「物忘れはしたくない。記憶力のような能力をなんとか身につけられないだろうか」と思っている方も

  多いようです。記憶力を高めるには、それなりの工夫とテクニックがあります。そこで、受験勉強のような詰め込みではなく、楽しく、効率よく、そして深く脳に残る記憶の

  仕方を述べます。その前に、脳が記憶と言う作業をしやすい状態にしてあげましょう。どんな脳が最もよく働き、よく覚えるのかを知れば、あなたの記憶力はもっと生かさ

  れることでしょう。まずは、「どうせ年だから」などという観念は捨ててしまいましょう。確かに、老化現象の1つとして、神経細胞が減少して脳が委縮することは事実です。

  しかし、肝心なのは「脳内ネットワーク」です。頭を使えば使うほど、脳内ネットワークは育ちます。脳は、いくつになっても鍛え、育てることができるのです。また、高齢に

  なっても、時間をかければ若い人と同じように、正確な記憶が保たれることが分かっています。若い頃のようにスラスラと記憶できないのは、むしろ自然なことです。

  投げ出さずに、ゆっくり覚えればいいのです。よく何時間も机に向かって、受験勉強に励んでいる人がいるが、調子がのってくると、つい頑張ってしまいがちだが、これは

  実は逆効果です。何かを集中して覚えたい時には、休憩をはさみながら勉強する方が効率が上がるのです。脳内ネットワークは休んでいる時に、必要のない神経細胞との

  連絡を絶って、記憶を整理します。ひたすら情報を入力し続けたのではネットワークは混線してしまうだけです。休息も記憶力アップの重要なテクニックです。これは、

  運動の記憶でも同じことです。一生懸命練習しているのに上達しない。そんな時は、続けて練習してもあまり意味がありません。運動記憶のネットワークにも整理する

  時間が必要なのです。脳を記憶しやすい状態に整える第1条件は、「休憩をとること」です。

  ●パソコンも、勉強も「覚えようとしない人」が覚えられない

  パソコンやインターネットが急速に普及し、会社の書類はすべてパソコン、社内の連絡は電子メール、そんなことが当たり前の時代になりました。そこで増えているのが

  「何度聞いてもパソコンの操作が覚えられない」という中高年のサラリーマンです。しかし、これは、覚えられないのではなく、「覚えられないと思い込んでいる」のです。

  「できない」「失敗するかもしれない」と言ったマイナスのイメージを頭の中に作ってしまうと、記憶力はどんどん低下してしまいます。更に、自分は記憶力が悪いという

  劣等感を持っていると、いつまでたっても記憶力は良くなりません。逆に、「きっとできる」「自分は記憶力がいいんだ」という自信は、実際に記憶力をアップして、思い出す

  力にもなります。舞台などで、長いセリフを覚えている俳優の記憶力には驚くが、彼らは自信に満ちています。「自分がセリフを忘れるはずがない」と言う自信がセリフを

  記憶させ、思い出させているのでしょう。つまり、ネガティブな気持ちを今すぐ取り払うことが必要です。物覚えが悪いという人は、どうして記憶力を高めたいのでしょうか。

  試験に合格したい、資格をとりたい、出世したいからなど、その動機は様々でしょう。実はこの動機が強い人ほど、記憶力が高いのです。好みの女性が電話番号を教えて 

  くれると言う場合に、メモも携帯もなければ、絶対に暗記しなければと思えば、必ず覚えられるものです。記憶した時は、何のために覚えるのかという動機ずけが必要です。

  覚えられないと言う人は、動機が弱いのかもしれません。「パソコンができなくても、部下に頼めばいい」「大学受験に失敗しても、浪人すればいい]などと思っている人は、

  いつまでたってもパソコンを覚えられないし、大学にも受かりません。動機は目先のことでなく、記憶の先に広がるイメージを、しっかり持つことが大切です。大きな夢や

  はっきりした目的があると、記憶力はアップします。常に「どうして覚えたいのか」を明確にすることです。