物忘れを90%防ぐ法

 

  50才を過ぎれば、物忘れは当り前になってきます。最近では、30代でも、このような症状が少なくないようです。パソコンの急激な普及によって、

  人間が「自分の頭」をだんだん使わなくなったからともいわれます。人は年を取るとともに、「物忘れ」をすることを嘆きます。「どうして忘れてしまった

  のか」と後悔したり、「ボケてしまったんじゃないか」と不安になったりもします。これから、後悔を楽しみに、不安を安心に変える為のヒントを述べます。

  唯、「物忘れ」にいつまでもこだわっている間は、せっかく持っている能力を生かすことはできないということは言えるようです。「どうせ年だから」

  「どうせ覚えられないのだから」−このようなマイナス感情は、新しいことを覚えたり、チャレンジする意欲をなくさせます。これは年齢と関係ありません。

  受験生にしても「どうせ頭が悪いのだから」「どうせ覚えられないのだから」とマイナスの感情で勉強しているなら、いい学校には行けません。

  人間の脳とはそのようにできています。ですから、何事も「年のせいにする人」が1番危険なのです。「どうせ年だから」ーこの思いこそ、まさに「物忘れ」

  の最大の危険因子といってもいいでしょう。「物忘れ」は、脳の問題ではなく、心の問題であるといえるかもしれません。一言で言えば、「物忘れ」する

  ようなことは、もともと興味がないのです。勉強の嫌いな学生がなかなか成績が上がらないのは、勉強に興味がないからです。それと同じ理由で、

  私達が物忘れするのは、それを真剣に覚えようとしていなかったからです。どんなに大事ことであっても、その時、好奇心が芽生えていなかったら、

  記憶として固定、強化されるはずがありません。記憶には絶対に必要なものと、そうでないものがあるということは覚えておきましょう。良い事もあれば

  悪い事もあるのが人生です。人が生きていく為には、記憶することは大切ですが、無駄な事を忘れることも同じくらい大切なのです。「忘れてもいいこと」

  を忘れるからこそ、「忘れてはならないこと」を覚える余裕が生まれるとも言えるでしょう。「物忘れ」と「脳」の関係を解説していきます。

  「どうも思い出せない」カラクリを解き明かすと同時に、「物忘れ」を防ぐ為の生活習慣も述べます。また、「物忘れ」が、ボケや病気のシグナルでないか

  と気になる人は、それを解消することも必要です。ボケ、病気による「物忘れ」にはいくつかの特徴があり、それらをチェックして早く「安心」を手に入れ

  ましょう。「物忘れと上手に付き合うことができれば、人生は、より豊かになるはずです。

唯の物忘れ?それとも脳の老化?が気になったら ボケる、ボケないは、「生活習慣の差」
「物忘れ」する時、しなくなる時 簡単にできる「脳内ネットワーク」トレーニング
「いい脳波」「いい右脳」を作る! 終わりに

  

  ◎唯の物忘れ?それとも脳の老化?が気になったら

それは脳の問題ではなく、心の問題です 「パソコンを使う子供は記憶力が悪い」という実験結果
「記憶力が悪い」からではなく「優先順位が低い」から忘れる! 「顔の記憶」が「他の記憶」と決定的に違う点
「忘れてもいい事」「大事でない事」は記憶できない? 「数分間の記憶→生涯の記憶』は、どうすれば可能か
「レシピを暗記する人」は何故、料理が上手にならない? アインシュタインの脳の重さは「成人男性の平均以下」
「忘れたくなければ好きになれ」が原則 「特殊な才能・能力は遺伝する」は嘘です

  ● それは脳の問題ではなく、心の問題です 

  3日前の朝食のメニュー、さっき観た映画のヒロインの名前・・・『覚えていると思っていたことが、いくら考えても思い出せない』ということがあります。  

  これを私達は、「ど忘れ」或いは「物忘れ」と呼んでいるわけです。少し時間が経てば思い出すこともあるが、覚えていることを思い出せないと

 どうにもはがゆさを感じてしまいます。時には「とうとうボケてしまったかな」と心配になることも珍しくありません。そして、年をとればとるほど、

  この「物忘れ」は多くなり「記憶強化術」「ボケ防止術」なるものに関心を抱いたりするものです。では、「物忘れ」や「ど忘れ」は、何故起こるのか。

  また、人間は何故「物忘れ」を恐れるのでしょうか。物忘れは、ある日突然、誰にでも起こりうることです。例えば、次のような事は珍しくありません。

  「机の1番上の引き出しに新聞の切抜きをしまって置いたはずなのに・・・」どこに置いたか思い出せない・・・。そこに、1人の女子社員の声が・・・。

  『どなたか、コピー機の中に書類を忘れていますよ」「それだ!」ほんの15分程前に、控えを取っておこうとコピーしたのを、すっかり忘れていたのです。

  このような場合、「15分前の記憶」が消えてなくなっていたわけではありません。それを思い出す為の回路が一瞬働かなかっただけなのです。

  時間がないことに加えて、「重要な物を紛失してしまったかもしれない」というあせりが、思い出すという行為を邪魔していたに過ぎません。

    女子社員の一言がヒントとなり、コピーをとった記憶もよみがるのです。人はつい、うっかり「物忘れ」をした時、焦り、苛立ちます。

  それが重要な情報であればあるほど平常心を失い、思い出せないわが身を責めたくなるでしょう。しかし、「物忘れ」や「ど忘れ」は、どんな天才でも

  あることなのです。歴史に名が残るような「天才」でもそうなのですから、われわれ凡人が物を忘れることは、むしろ当然なこと・・・なのです。