肌の乾燥・痒みを防ぐユズ                           

 

 

  ✲料理や入浴に使う果物「ユズ」は美肌成分の宝庫

  ユズの特徴は、程よい酸味と独特のさわやかな香り。ユズには、初夏に出回る青ユズと、冬に出荷される黄ユズがあるが、共に果皮と果汁が料理を引き立ててくれます。

  和食に欠かせない果物ですが、昔から健康維持のためにも利用されてきました。代表的なものが、最も昼の短い冬至に入る「ユズ湯」です。体が温まり血行が良くなり、

  発汗量が増え、肌がスベスベになります。また、腰痛や肩こりの改善にも有効です。ユズの有効成分は

  ユズの果汁にはレモン以上にビタミンCが豊富で、皮は果肉の4倍、温州ミカンの皮の4倍のビタミンCが含まれている。

  体内のナトリウムを排泄し、血圧を下げる働きのあるカリウムもリンゴの約2倍の量が含まれ、また疲労回復効果や、体内の脂肪を分解する

  酵素(リパーゼ)の働きを活発にするクエン酸がミカンやレモンの約2倍多く含まれる。ユズの独特の苦みと香りはリモネンという成分です。

  これは植物の精油成分の一種で、血行を強く促し、LDLコレステロールを減らし、動脈硬化など血管の病気全般を予防する働きがあります。

  また、へスペリジンという成分も豊富で、「ビタミンP」とも呼ばれるビタミン様物質でフラボノイドの一種です。抗酸化作用が強く、活性酸素を

  強力に除去してくれます。また、血圧の上昇を抑え、毛細血管の老化を防ぐ働きがあり、血行が良くなり栄養が体の隅々まで行き渡ります。

  更には、最近注目を集めているのが、美肌作りの効果、肌に張りと潤いが生まれ、つやつやの肌になれると評判です。

  

  ✦ユズの美肌効果の第一は肌の新陳代謝を促す働きです。私達の肌の表面の1番下にある基底層では、新しい表皮細胞が生まれ、

  それが約28日間かけて皮膚表面へと押し上げられていきます。そして、古い表皮細胞は死んで角質となり、最後はアカとなってはがれ落ちます。

  これを肌のターンオーバーといい、この働きは年を取るとともに衰え、40代になれば生まれ変わりに約40日かかります。その為、年を取るほど古い角質がいつまでも肌に残り、

  シミやシワを引き起こすのです。ユズの香りや苦みの元となる成分「リモネン」には、表皮細胞の生成を促す働きがあり、それを摂れば、肌のターンオーバーも早まる期待がもてます。

  ✦第二は老化の原因となる活性酸素を除去する働きです。肌の弾力を作りだす働きをする真皮は、コラーゲンやエラスチンといった繊維組織と、ヒアルロン酸という成分によって

  構成されています。しかし、紫外線やストレス、加工食品の取り過ぎといった原因で肌に活性酸素が大量に発生すると、肌の弾力を担うコラーゲンやエラスチンが破壊されます。

  また、正常な細胞も傷つけられ、肌細胞の新陳代謝まで衰え、その結果、肌は張りを失い、タルミやシワが生じてしまいます。ユズにはこの活性酸素を除去する働きを持つ

  2大成分が含まれています。1つは、豊富に含まれるビタミンC、そしてもう1つがフラボノイドの一種であるへスペリジンです。この2つを摂れば、活性酸素によってコラーゲンや

  エラスチンが破壊されるのを防ぎ、肌の弾力を保つことができます。さらに、肌の新陳代謝も活発になるため、若々しい肌を保つ効果が期待できるのです。

  ✦ユズの美肌効果の第三は、肌の張りと潤いを保つ成分「コラーゲン」の合成を促す働きです。コラーゲンは、タンパク質の一種で、体に含まれる

  タンパク質の約1/3を占めると言われ、中でも肌は、コラーゲンを最も多く含む部分で、体内のコラーゲン全体の約40%が含まれています。

  そして、肌をみずみずしく保ち、張りと潤いを与えています。ところが、体内での合成能力は、年を取るにつれて衰えていきます。

  体内のコラーゲンが不足すれば、肌は弾力と潤いを失い、シワやタルミ、肌の乾燥といった肌のトラブルを引き起こすようになります。

  コラーゲンは、リジンやプロリンといったアミノ酸を原料にして、ビタミンCによって合成されます。つまり、コラーゲンを体内で合成するには

  ビタミンCが不可欠なのです。コラーゲン不足を防ぐには、ユズをはじめとするビタミンCの豊富な食品をしっかり摂る必要があるのです。

  そして、ユズのコラーゲン生成作用は、冬に多い乾燥肌を防ぐことにつながります。肌のコラーゲンが不足すれば、肌の表皮の水分保持

  の力が低下し、乾燥しやすくなります。健康な肌は角質層に約30%の水分が含まれているとされますが、湿度が30%以下になることの多い冬場は、角質層から水分が蒸発し

    やすくなります。ビタミンCが豊富なユズを摂れば、衰えたコラーゲンの合成力を高めると同時に、活性酸素によるコラーゲンの破壊を防ぐことができます。そのため、

  肌の保水力の低下を防ぎ、乾燥肌を防ぐ効果が期待できるのです。尚、ビタミンCには、壊れやすく不安定という弱点があります。ところが、ユズに含まれるへスペリジンには、

  不安定なビタミンCを安定させる力があります。つまり、ユズによってビタミンCを摂ることは、大変理にかなったことといえるのです。ユズの美肌効果は、乾燥肌に悩まされる

  冬にこそ、効果が発揮されるといってもいいでしょう。ユズには果肉だけでなく表皮にも美肌作りに役立つ成分が豊富に含まれているが、種にも大量に含まれているのです。

  特にユズの種に多いのがリモニンという成分。リモニンは、ユズに豊富なリモネンと同じリモノイド(苦味成分)の一種でリモネンと同じく、

  肌のターンオーバーを促すことに優れている。ユズの種に含まれるリモニンは果肉に含まれる量の1800倍も多いと言われている。

  ユズの種は、昔から、リウマチや肩こり、関節痛の予防や改善に用いられてきた。ユズの種から抽出したエキスについて、様々な研究が

  なされ美肌について特に優れた効果があることが判明。殊に肌のコラーゲンを増やし、肌を乾燥やタルミから防ぐ効果です。

  私達の肌は表皮・真皮・皮下組織という3層から成っているが、皮膚の繊維芽細胞(皮膚の真皮にある細胞)の増殖効果が確認され、

  肌の弾力や水分を保つコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった成分を作り出す働きです。これらは40代になると作られる量が激減します。

  繊維芽細胞が増えればこれらの成分の生成が促され、その結果、肌の水分や弾力の不足を防ぐことができるのです。また、別の実験でも、

  肌の表皮と真皮の厚みが増しました。これは。表皮においては表皮細胞の生成が増え、真皮においてはコラーゲンの生成が促されたのです。

  表皮の基底層では絶えず表皮細胞が作られており、ユズの種のエキスでその生成が助長されれば、肌のターンオーバーもスムーズになり、

    シミやクスミも薄れ、肌のキメも整ってくるのです。更には、肌のシミの原因となるメラニン色素の生成を抑える働きもあるのです。その働きは、

  美白作用で知られるビタミンCより強力です。このようにユズの種の美肌効果が注目される中、そのエキスが手軽にとれる食品が開発された。